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On the Production
by 井口健二
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■ASSAULT GIRLS、ホワイトアウト、ゼロ年代全景+製作ニュース
に予定されているものだが、同作を手掛けるジョン・ファヴ
ロー監督と主演ロバート・ダウニーJr.が、2007年7月1日
付第135回で報告したドリームワークスとユニヴァーサルに
よるコミックスの映画化“Cowboys and Aliens”にも興味を
示していることが報告された。
この計画は、今回Varietyの報道によると、大元は1997年
にユニヴァーサルとドリームワークスで立上げられ、その後
2002年の頃にはコロムビアとエスケープアーチスツが映画化
権を獲得、しかし2007年にその権利が失効して、第135回で
報告したように再度ドリームワークスとユニヴァーサルが権
利を掌握していたものだ。ただし当時のドリームワークスは
パラマウントの傘下にあったので、今回の計画でも米国内の
配給権はパラマウントが得ているようだ。
という計画になるが、今回の製作にはユニヴァーサル傘下
のイマジン・エンターテインメントからブライアン・グレイ
ザーとロン・ハワードが名を連ねており、ドリームワークス
のスティーヴン・スピルバーグと豪華なタッグを組むことに
もなっている。
その計画にファブロー/ダウニーが参加するものだが、ダ
ウニーには昨年夏に主演の打診があり、その線からファブロ
ーにも話が進められたようだ。ただしファブロー/ダウニー
にはすでに“Iron Man 3”の計画が提示されており、そのス
ケジュール調整が必要になるが、実は“Iron Man 3”もアメ
リカ配給はパラマウントが行っているもので、その辺の調整
は簡単に行えることになりそうだ。
脚本は、“Star Trek 2”にも起用が決まっているアレッ
クス・カーツマン、ロベルト・オッチ、それに人気シリーズ
“Lost”も手掛けるデイモノ・リンドレフがすでに再稿まで
仕上げており、動き出せば実現は早そうだ。
因にダウニーJr.には、ワーナーから12月に全米公開され
る“Sherlock Holmes”の続編の計画も早くも報道されてお
り、『アイアンマン』公開時の来日記者会見で「初めて脚光
を浴びた」と嬉しそうに語っていた俳優はますます忙しくな
りそうだ。
* *
さらにシリーズの情報も紹介しておこう。
その1つ目は、昨年6月1日付第160回で報告したサミッ
ト・エンターテインメントが“Highlander”の権利を獲得し
た件の続報で、その映画化を担当する製作者と監督に、今春
公開された『ワイルド・スピードMAX』を手掛けたニール
・H・モリッツとジャスティン・リンの起用が発表された。
オリジナルは、1986年にラッセル・マルケイ監督、クリス
トファー・ランバート、ショーン・コネリー共演でスタート
したファンタシー・シリーズで、過去から現在、そして未来
にも続く不死者たちの闘いが描かれていた。そのリメイク権
をサミットが獲得し、すでに脚本を『アイアンマン』のアー
ト・マルカムとマット・ホロウェイが契約したことも発表さ
れていた。
その計画にさらに製作者と監督が決まったものだが、製作
者のモリッツといえば、『トリプルX』のシリーズを始め、
『スティルス』や『アイ・アム・レジェンド』など、大作の
SFアクションを大量に手掛けている人物でもあり、その参
加は新たなファンタシー・シリーズを展開する上でも重要な
ポイントになりそうだ。なお製作者には、オリジナルを手掛
けたピーター・デイヴィスも名を連ねている。
製作状況は、現在は脚本の執筆中とのことで、それが完成
したらキャスティングなどの製作がスタートされることにな
るものだ。
* *
シリーズの話題の2つ目は、昨年5月15日付の第159回で
記者会見の報告として紹介したシルヴェスター・スタローン
主演『ランボー』の第5作が本当に動き出した。
その内容は、第159回の報告で述べた通りの合衆国−メキ
シコ国境における麻薬組織が関与した若い女性の拉致事件を
追うものになるようだが、実はこの作品の報道の中で一部に
かなりファンタスティックな展開もありそうだとの情報が流
されている。
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09月27日(日)
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