ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460333hit]
■第126回
行われ、製作費は600万ユーロ(800万ドル)。撮影は、ベル
ギーとスペインのヴァレンシア、それにカナリア諸島などで
8週間に渡って行われる。主演にはベノイト・マジメルの起
用が発表されている。
なお、本作の中心製作会社となっているフランスのマンダ
リンでは、この他にジュリエット・ビノシェ主演のコメディ
で“Jet Set”、同じくビノシェ主演のスリラーで“Another
Kind of Silence”や、エリック・ベスナルドの脚本による
“The New Protocol”“Babylon AD”などの作品も手掛けて
おり、マシュー・カソヴィッツ監督による“Babylon AD”は
製作中とのことだ。
* *
もう一つフランスからの情報で、クリストフ・ガンズ監督
が『サイレント・ヒル』の続編に意欲を見せている。
これは監督自身が雑誌のインタヴューで述べたもので、そ
れによると監督は、「2006年度ホラー映画の興行でトップラ
ンクの1本となったことに幸せを感じている」とのことだ。
そして彼自身は、「もし続編を任せてもらえたら、第1作で
してしまったいくつかのミスを修正したい」としている。し
かし、「製作者たちは、第1作のヴィジュアルイメージを踏
襲したものにしたがっている」そうで、彼が考える「町の景
観から変えたい」という主張が入れられないのだそうだ。
監督は、ハリウッド映画よりヨーロッパ的な作品を目指し
たい意向のようで、そのためには次に予定されている『鬼武
者』の映画化から変えていきたい気持ちのようだが、なかな
か製作者との折り合いが着かないようだ。ただし彼自身は、
“Silent Hill 2”に関しては離れるつもりはないとのこと
で、製作者に近い位置に留まったまま、いろいろな方向性を
探っていくことになるようだ。
これだけの意欲を見せる監督の気持ちを、何とか叶えて欲
しいものだが…
* *
続いては韓国(日本?)の話題で、『猟奇的な彼女』など
のクァク・ジェヨン監督が、日本のソフト配給会社アミュー
ズの資本で、日本の漫画を原作とする“Cyborg Girl”とい
う作品を日本語で撮ることが発表された。
ところが、この原作についてはネット検索しても全く調べ
がつかなかったもので、生憎く年末の休みに入ってしまって
アミューズにも問い合わせができない状況だが、年明けには
多分ニュースも流れ始めると思われるので、最初の情報だけ
紹介しておくものだ。
撮影は2カ月以内に開始されて、2007年後半の公開予定と
されている。
韓国では、昨年にはポン・ジュノ監督の『グエムル』や、
東京国際映画祭で上映されたイ・ジェヨン監督の『多細胞少
女』など、実績のある監督によるSF/ファンタシー系の作
品が相次いで登場したが、今度もそういう流れでは嬉しいと
ころだ。
因に、ジェヨン監督の新作で、シン・ミナ主演の『武林女
子大生』(My Mighty Princess)は、今回の情報では撮影完
了してポストプロダクションに入っているようだ。
* *
製作ニュースはひとまず置いて、次はアカデミー賞関係の
話題で、1月23日のノミネーション発表に向けて、まずはV
FX部門の予備候補が報告された。
それによると、候補の資格を得たのは、MGMの“Casino
Royale”、フォックスからは“Eragon”“A Night at the
Museum”“X-Mem The Last Stand”、それにディズニーから
“Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest”と、ワー
ナーの“Poseidon”“Superman Returns”ということだ。
VFXの製作会社別では、ILMが単独で“Pirates”と
共同で“Poseidon”“Eragon”の3本を担当。ムーヴィング
・ピクチャー・カンパニーも共同で“X-Mem”“Poseidon”
と協力で“Casino”の3本。フレイムストアーCFCも共同
で“Museum”“Superman”“X-Mem”。さらにリズム&ヒュ
ーズが共同で“Museum”と協力で“Superman”、ウェタが共
同で“Eragon”“X-Mem”、またソニーイメージワークスが
[5]続きを読む
01月01日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る