ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460333hit]
■守護神、エクステ、サンタクローズ3、ラッキーナンバー7、ハッピーフィート、イヌゴエ2、スキトモ、刺青
ムスが担当して、見事なパフォーマンスを聞かせてくれる。
この他、主人公の両親をヒュー・ジャックマンとニコール・
キッドマン。また幼馴染みのガールフレンドをブリタニー・
マーフィなど豪華な声優陣で、しかもミュージカルで、ほぼ
全員が歌うというのも凄いところだ。
そしてその歌には、ウィリアムスがスペイン語で歌うMy Way
(A Mi Manera)や、ジャックマンのHeartbreak Hotel、マ
ーフィはBoogie Wanderland等々、聞き慣れた歌が次々出て
くるので、それを聞いているだけでも飽きさせない。
基本的にはお子様向けなので、3月の日本公開では吹き替え
版も上映されるはずだが、これをカヴァー出来る声優を探す
のも大変そうだ。それに大人はぜひとも原語で聞いて欲しい
もの、特にキッドマンの甘い声には聞き惚れてしまった。
『イヌゴエ/幸せの肉球』
昨年11月に紹介している作品の続編というか、物語に繋がり
はないがまたまた犬の声が聞こえるようになった男の物語。
主人公は20代後半、30歳目前の女性と同棲している。しかし
性格的にいい加減な彼は、彼女の30歳の誕生日を忘れて、遂
に愛想を尽かされてしまう。そして彼女は家を出てしまうの
だが、ずぼらな主人公は、彼女の勤め先はおろか、友達も実
家も聞いておらず、行き先の手掛かりが全くない。
そんな主人公が、行き付けのペットショップに行くと、いつ
か飼いたいと思っていたフレンチブルドックが彼女の声で話
すのが聞こえてくる。そこで主人公はその犬を買い取り、犬
の声を頼りに彼女の実家へと向かうのだが…
昨年紹介した作品は、戌年を前に、干支企画として製作され
たものだったらしいが、その戌年の最後を目指して12月2日
に緊急公開されるという作品だ。しかも試写が2回だけとい
うのは、本当にぎりぎりで完成したということなのだろう。
でも、いくら何でも即席に作った感じで、作品自体ヴィデオ
製作なのだが、特に脚本が全く練れていない。一応、保健所
での処分の話なども出して、それなりの問題意識は持ってい
るようなのだが、如何せんお話が主人公の性格と同様、行き
当たりばったりなのだ。
しかもこれが、内容的には悪いと決めつけられるような作品
ではないから、余計に困ってしまうところでもある。
やたらと長回しのカットが続くのは、脚本のエピソードだけ
では1時間35分の上映時間に足りなかったためとも考えられ
るが、全体的にバランスが取れていない感じは否めない。多
分もう一つぐらい何か事件が起きれば、ちょうど良い感じに
なったと思うのだが…
とは言え、どうしても今年中に公開したかった気持ちは判る
し、これはもう仕方がないとしか言いようのないところだ。
前作は、結末のちょっと捻った感じが良い後味を残したが、
そんなものが本作にも欲しかった感じだし、とにかくもっと
練られた脚本で続編を見たかった。出来たら次の続編も期待
したいが、それは12年後の戌年までお預けのようだ。
『スキトモ』
上映時間は67分。主演はミュージカル版『テニスの王子様』
の主役コンビということで、正直に言って余り期待はしなか
った。ところがこういう作品が、希に気に入ることがあるか
ら、疎かにはできないものだ。
物語の中心は、大学3年のボクシング部のエースと、彼とは
血の繋がっていない中学3年の妹、それに隣家に住む幼馴染
みで同じ大学の新聞サークル所属のカメラマンの青年。
実は、青年はエースに思いを寄せている節があり、エースも
青年を気に掛けている。そして、妹は血縁の無い兄に対する
もやもやした気持ちを整理できていない。
原作表記はどこにもなかったが、まあ見事に少女マンガの世
界という感じの設定で、50過ぎの小父さんとしては、基本的
には全然見る気は起きなかったものだ。実際見た理由は、時
間の隙間で移動が面倒だったということもある。
ところが見ている内に、何となく登場人物の一人一人が気に
なり始めた。もちろん男同士の関係には、ホモセクシュアル
なイメージも持たされているのだが、この作品にはそれを超
[5]続きを読む
11月30日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る