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On the Production
by 井口健二
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■第120回
に11月13日に撮影開始されることが報告された。
 この競作では、パラマウントが歌手と同郷のルネ・ゼルウ
ィガーを主演に据えてジャニス本人の歌声の使用権も取り付
けて進める一方で、ジャニスの遺族らが同じレコード会社の
後輩歌手のピンクを主演に計画を進め、以前の報告の時点で
は、遺族側の企画が一歩リードという感じだった。しかし、
遺族側の企画で監督を務めるペネロピー・スフィーリスが手
掛けた脚本は、製作費を拠出する映画製作者の賛同を得られ
ず、この時点で企画は頓挫していたようだ。
 その遺族側の企画に対して、元ローリング・ストーン誌の
ライターだったデイヴィッド・ダルトンが参加、実際にジャ
ニスのツアーに同行して当時の模様をカヴァーストーリーに
まとめたこともある作家が、自らの体験を投影してスフィー
リスの脚本をリライトし、その脚本で進めることが決定した
ものだ。なお監督はスフィーリスが引き続き担当する。
 そして主演のジャニス役には、ピンクに替って、“Elf”
でウィル・フェレルと共演したズーイー・デシャネルの起用
が発表された。因に、『イカとクジラ』などを手掛けた製作
者のピーター・ニューマンは、この主役には歌える女優か、
演技のできる歌手の起用を決めていたが、デシャネルは過去
4カ月の間、ヴォイスコーチについてトレーニングを積み、
ジャニスの音域に匹敵する声を完成させて、製作者の期待に
応えられる歌える女優が誕生したということだ。
 製作費は1000万ドルで進められる。ただし、作者の役を演
じる男優はこれから選考されるようだ。
 また、対抗馬のゼルウィガーの計画は、パラマウントから
はすでに断念の発表がされているものだが、女優は今も演じ
ることを熱望しているそうで、製作会社のレイショアでは、
『ニクソン』などのスティーヴン・リヴェルとクリストファ
ー・ウィルキンスンに脚本のリライトを依頼し、その脚本を
セットにして新たな配給会社を探すとしている。
        *         *
 5月15日付第111回で報告したマーヴル・コミックスが直
接行う映画製作の第1弾“Iron Man”で、主人公のトニー・
スターク役に、『スキャナー・ダークリー』などのロバート
・ダウニーJr.の出演が発表された。
 “Elf”『ザスーラ』のジョン・ファヴロー監督で進めら
れているこの映画化では、同じマーヴル原作の『スパイダー
マン』がトビー・マクガイアで成功したように、アクション
映画は未経験だが実力のある俳優の起用が検討されていた。
しかし、配給がパラマウントに決まったこともあって、一時
は本人が希望したトム・クルーズの主演もかなり可能性があ
ったようだ。ところが、トラブルのお陰でその線は消滅し、
新たにダウニーが発表されたものだ。
 なお、原作の主人公のスタークは、大金持ちの企業家に誘
拐され、その企業家が発明したスーパーパワーの得られるス
ーツを着用させられるもので、その前までのスタークはアル
中でどうしようもない男に描かれているようだが、今回の映
画化ではその部分は飛ばして、直接アイアンマンの活躍から
始めることになるようだ。そして前日譚に関しては、続編以
降のお楽しみにするとなっている。
 製作費には平均で1億6500万ドルが計上され、本作の撮影
は来年2月に開始。公開は2008年5月に予定されている。
        *         *
 ついでにパラマウントの情報で、トム・クルーズの主演で
展開してきた“Mission: Impossible”シリーズは、クルー
ズの契約解除で主人公を失ってしまった訳だが、折角の大ヒ
ットシリーズをそのまま消滅させるのは脳がない。そこで、
パラマウントでは何としても続編を実現したいとして、その
主役に、何とブラッド・ピットの起用が検討されているとい
うことだ。
 元々このシリーズの設定は、「不可能作戦」を実行する組
織を描いたもので、オリジナルのテレビシリーズでも、第1
シーズンと第2シーズン以降ではリーダーが代ったという経

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10月01日(日)
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