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On the Production
by 井口健二
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■第118回
Nights”がこの夏に大ヒットを記録したばかりだが、同じコ
ンビでは、いい年をしたそれぞれの親が結婚して、突然義兄
弟になってしまった男2人を描く“Step Brothers”という
コメディの計画もソニー進められている。
        *         *
 昨年ロマン・ポランスキー監督で『オリバー・ツイスト』
が映画化されたが、同じディケンズ原作の『クリスマス・キ
ャロル』の映画化が、ラッセ・ハルストレム監督で計画され
ている。
 物語は、強欲なスクルージーという男が、クリスマスの夜
に3人の幽霊の訪問を受け、それぞれ過去、現在、未来の自
分の姿を見せられて改心して行くというもの。クリスマスス
トーリーの定番として1930年代から繰り返し映画化されてい
る作品だが、それを『サイダーハウス・ルール』や『シッピ
ング・ニュース』などの骨太の作品で知られる監督でという
のが面白いところだ。また、過去の作品ではジョージ・C・
スコットやパトリック・スチュアートが演じたスクルージを
誰が演じるかも楽しみになる。
 なおハルストレムの作品では、『カサノヴァ』に続いて、
リチャード・ギア主演の“The Hoax”という作品がミラマッ
クスで待機中になっている。
        *         *
 ワーナーから“Fool's Gold”と題されたアドヴェンチャ
ー・コメディの計画が発表された。
 この作品は、『メラニーは行く!』などのアンディ・テン
ナント監督で進められているもので、主演は『10日間で男を
上手にフル方法』以来の共演となるマシュー・マコノヒーと
ケイト・ハドソン。2人は夫婦のトレジャー・ハンターだっ
たが、ある宝物を8年探し続けたが成果が上がらず、それを
きっかけに夫婦生活も破綻してしまう。ところが離婚した後
でそれぞれが謎解きに成功。しかし最後の謎の解明には、お
互いが持っている鍵が必要になるというもの。
 前回、続編の情報をお伝えした“National Treasure”の
パロディみたいな感じだが、元々はジョン・クラフリンとダ
ン・ゼルマンによるオリジナル脚本があり、ワーナーではそ
の権利を2001年から保有していたとのこと。そして今回は、
その企画をテンナントが立て直し、再出発となったものだ。
ロマンティックコメディの代名詞のような顔ぶれだが、楽し
い作品を期待したい。
        *         *
 前回は日本人作家の原作を映画化する計画を紹介したジョ
ージ・A・ロメロ監督の新たな情報で、再びゾンビ映画を手
掛けることが発表された。
 この作品は、“George Romero's Diary of the Dead”と
題されているもので、ロメロが脚本と監督を担当。内容は、
森の中でホラー映画の撮影をしていた大学生たちが、本物の
ゾンビと出会ってしまうというものだ。パロディではなく、
ドキュメンタリータッチを取り入れた「シネマ・ヴェリテ」
スタイルの作品になるとしている。
 ロメロのゾンビ作品では、昨年『ランド・オブ・ザ・デッ
ド』が公開されたが、大手映画会社で行ったその映画化を実
現するまでのトラブルが身に染みたのか、今回はインディー
ズ系での製作が報告されており、製作にはアートファイアと
いうプロダクションが全製作資金を提供するとされている。
 撮影は、ちょっと情報が錯綜しているが、10月11日にトロ
ントで撮影開始という報告もあるようだ。
        *         *
 JJ・エイブラムス監督で進められることは決定し、予告
ポスターも登場した“Star Trek XI”に、レナード・ニモイ
とウィリアム・シャトナー出演の情報が流されている。
 これは、ニモイがトロント・サンのインタヴューに答えて
いるもので、「パラマウントの映画製作のトップが僕のエー
ジェントに打診してきた」ということだ。そしてニモイは、
「これは至極当然のことだ。これは僕の推測だけど、彼らは
僕とビル(シャトナー)にフラッシュバックスタイルのドラ
マのきっかけを作ってもらいたいのだと思うよ」とも語って
いるようだ。

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09月01日(金)
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