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On the Production
by 井口健二
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■第86回
 このオリジナルは、1940年に映画化された『レベッカ』の
原作者でもあるダフネ・デュ=モーリアの短編小説に基づく
もので、小動物パニック映画のはしりとも言える作品だが、
今回はこの原作から、昨年の『テキサス・チェーソー』に続
き、今年は“The Amityville Horror”のリメイクも好調な
マイクル・ベイ主宰プラチナム・デューンが参加して、リメ
イクが行われるというものだ。
 因に、ヒッチコックの映画化は、鳥が人を襲うという基本
設定以外は、原作からはかなり離れた内容で、映画化という
よりはインスパイアされた作品と言った方がいいくらいのも
のだったが、今回の映画化も、脚本家はまだ発表されていな
いが大幅な現代化が行われるものと思われる。なお、製作は
ピーター・グーバー主宰のマンダレイ・ピクチャーズとの共
同で行われ、ユニヴァーサルが配給する。
 なお、プラチナム・デューンからはもう1本、ルトガー・
ハウアー主演で1986年に公開された“The Hitcher”(ヒッ
チャー)のリメイク計画も発表されている。
 このオリジナルはヒッチコックではないが、C・トーマス
・ハウェル扮する10代の少年が、ハウアー扮するヒッチハイ
カーを同乗させたことから起きる恐怖物語。ベイは、「スタ
ッフの1人がこの題名を思い出したときに、今こそこれをリ
メイクすべき」と思ったそうだ。なおリメイクのストーリー
には、オリジナルよりクールな捻りを加えたいとしている。
        *         *
 『ポーキーズ』と言っても、日本では覚えている人も少な
いだろうが、1980年代の前半に若者向けのコメディ作品で一
世を風靡したこのシリーズで、特に評価の高い第1作、第2
作を監督したボブ・クラークは、元々はティーンズホラーで
デビューした監督だった。
 そのクラーク監督が、新たにヴィクター・ソルニッキーと
いうプロデューサーと組んで、製作費1000〜4000万ドル規模
の作品を継続して製作する計画が発表され、その第1作とし
て、1972年に製作されたクラーク監督の事実上のデビュー作
とされる“Children Shouldn't Play with Dead Things!”
(日本未公開)のリメイクが予定されている。
 この作品は、日本ではヴィデオで紹介されてカルト人気が
高いそうだが、離れ島にキャンプに来た若者のグループが遊
び半分で死体を甦らせてしまうというもので、ゾンビ物とし
ては比較的早い時期に作られた作品と言える。そして今回の
リメイクでは、クラークは新たに脚本を書き直し、1200万ド
ルの製作費で、近日中にカナダのブリティッシュ・コロムビ
アで撮影が開始されるということだ。
 因に、クラーク監督は1941年生まれということだが、若々
しい作品を期待したいものだ。
 そしてもう1本、クラーク監督作品では日本に最初に紹介
された“When a Strangers Call”(夕暮れにベルが鳴る)
のリメイク計画も発表されている。
 1979年に製作されたこの作品は、女子学生の主人公がベビ
ーシッターのために訪れた家で、謎めいた電話を受けるが、
その電話が、家人の居ないはずの同じ家の中から掛ってきて
いることが判明するというもの。いわゆるティーンズホラー
としてはうまい設定の話だと思うが、今回発表されたリメイ
クでは、監督を『トゥーム・レイダー』のサイモン・ウェス
トが担当し、ソニー傘下のジャンルブランド=スクリーン・
ジェムズで製作されるということだ。
        *         *
 後半は短いニュースをまとめておこう。
 まずは続報で、2006年5月19日の全米公開予定で6月に撮
影開始される“The Da Vinci Code”の映画化に、国際色豊
かな共演陣が発表されている。この作品は、ブライアン・グ
レイザー製作、アキヴァ・ゴールズマン脚色、ロン・ハワー
ド監督という2001年のアカデミー賞を独占した『ビューティ
フル・マインド』のトリオで進められているものだが、主人
公を演じるトム・ハンクスの他に、舞台となるフランスから

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05月01日(日)
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