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On the Production
by 井口健二
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■第62回
ハリウッド大作への出演ということになりそうだ。なお、ヨ
ハンセンは、ユニヴァーサル製作で“Synergy”という作品
がすでに撮影終了しており、さらに今年1月15日付第55回で
紹介したブライアン・デパルマ監督の“The Black Dahlia”
に出演の情報もあるが、これも先になるようだ。
また、報告されているキャスティングの役柄については、
製作サイドが厳秘扱いだそうで、クルーズ=イーサン・ハン
ト以外は、悪役か善玉かも全く判らない。ただし、上記のク
イントについては、昨年9月15日付第47回でも報告したよう
に24−36歳の女優という指定があり、これはモスに決まりの
ようだ。といってもこの役が善か悪かは不明だが…。他に、
前2作にも登場したハントの同僚ルーサー・スティッケル役
のヴィング・レイムは今回も登場するようだ。
脚本には、ディーン・ジェオガリス、ロバート・タウン、
ダン・ギルロイが名を連ね、最新の脚本はフランク・ダラボ
ンが手掛けているが、これも厳秘扱い。製作状況は、アフリ
カ各地でのロケーションハンティングが進行中とのことだ。
『ナーク』のジョー・カーナハンの監督は変わらず、公開は
パラマウントの配給で2005年夏の予定になっている。
* *
一方、前作『M:I2』を第1作を上回る5億4600万ドル
(ワールドワイド)の大ヒットに導いたジョン・ウー監督に
は、2005年夏公開予定のユニヴァーサル作品で、ドウェイン
“ザ・ロック”ジョンスン主演の“Spy Hunter”への起用の
噂されている。
実はウー監督は、2000年公開の前作の後では、ニコラス・
ケイジ主演による戦争物の『ウインドトーカーズ』と、今年
正月公開でSFの『ペイチェック』を手掛けているが、いず
れも期待したほどの成績には至らなかったということで、こ
こは再度純粋なアクションに挑戦して、感覚を取り戻したい
という考えがあるようだ。
といってもヴィデオゲームの映画化のこの作品で、どのよ
うな展開が待ち受けているのか全く不明だが、元々展開だけ
なら純粋のアクションに近いゲームで、しかもザ・ロックの
主演では、間違いなく純粋なアクション映画になりそうだ。
ただしこの作品は、ユニヴァーサルで2005年夏向けには唯
一決定しているテントポール作品ということで、その面のプ
レッシャーもきつそうだが、香港出身で最初に成功したウー
監督には、是非とも良い結果を残してほしいものだ。
因にウー監督の予定では、他に任天堂ゲーム“Metroid”
の映画化の計画もあるようで、今回の作品がすんなり決まる
かどうかは不明だが、2005年夏に間に合わせるには、今月中
の決断が必要になりそうだ。
* *
お次はまたまたトリロジーの映画化で、すでに“Artemis
Foul”などの3部作も計画しているミラマックスから、出版
前の新作の映画化権を獲得したことが発表された。
この作品は、“Mistmantle Chronicles”と題されている
もので、イギリスの児童文学作家マージ・マカリスターが、
2005年の春から3年連続で1作ずつ発表する計画のもの。お
話は、霧に隠された孤島に住むリス、カワウソ、ハリネズミ
にモグラといった面々が繰り広げる冒険を描いたもので、来
春出版の第1作“Urchin of the Riding Stars”では、孤児
のアカリスの主人公が、忠義や友情を学びながらいろいろな
難問に立ち向かって行くというものだそうだ。
実写の映画化はかなり難問になりそうな作品だが、物語は
シェークスピア作品にも通じる雰囲気があるということで、
ミラマックスでは、以前から紹介しているファミリー向けの
作品シリーズの一環として進める計画ということだ。
なおこの計画では、先日4月第2週にアン・ハサウェイ主
演によるファンタシーの“Ella Enchanted”が公開されたば
かりだが、上記の“Artemis Foul”の他にも“The Tiger's
Apprentice”“The Bartimaeus Trilogy”、また傘下のディ
メンションで進められている“The Lost Years of Merlin”
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05月01日(土)
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