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On the Production
by 井口健二
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■第45回
“Charlie and the Chocolate Factory”の2度目の映画化
で、主演にジョニー・デップの名前が挙がっているようだ。
この計画では、先にティム・バートンの監督が発表されて
いるが、デップファンの意見では、『シザーハンズ』以来、
バートン監督の計画には必ず名前が挙がるということで、期
待は半ばという感じのようだ。しかし今回は、デップには、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の大ヒットを受けての時
期でもあり、製作のワーナー側も決まれば大喜びだろう。
ジーン・ワイルダーのオリジナルの演技は原作者の気に入
らなかったようだが、先日の『カリビアン』の製作者ブラッ
カイマーの記者会見でも、デップはかなり真剣に役作りを考
えてくれるということで、これでもしバートン+デップが実
現したら、一体どんなウィリー・ワンカを見せてくれること
だろうか。
撮影は来年以降の予定になっている。
* *
お次はSF映画の情報で、アメリカのSF作家アルフレッ
ド・べスターが1953年に発表した“The Demolished Man”の
映画化がパラマウントで進められている。
この原作小説は、日本では『破壊された男』または『分解
された男』の邦題で知れられるが、超能力(テレパシー)の
発達で犯罪が未然に防止されるようになった未来社会を舞台
に、殺人の完全犯罪に挑もうとする男の物語。設定は『マイ
ノリティー・リポート』に通じるところがあるが、もちろん
それより前に発表されたものだ。
そしてこの原作に対しては、実はかなり以前から映画化の
計画はあり、オリヴァ・ストーンらが計画にタッチしていた
のだが、テレパシーなどの映像表現がネックになって実現が
見送られてきた経緯がある。
この計画に今回挑戦するのは、2000年に“Chopper”など
の作品を発表しているオーストラリア出身の監督アンドリュ
ー・ドミニク。彼は脚本家と共に、新たな脚色に挑むとして
いるが、実は、彼の前作には当時スタンダップ・コメディア
ンとして知られていた『ハルク』のエリック・バナが主演し
ており、今回の計画では、バナの主演を視野に入れて脚色を
進めるということだ。
以前、シルヴェスタ・スタローン主演の『デモリションマ
ン』の製作が発表されたときに誤解して、あとでがっかりし
たことがあったが、今回は間違いなくべスターが映画化され
る。確かに、テレパシーによる探査を巧みに逃れるというシ
ーンの映像化はかなり難しそうだが、実現に期待したい。
* *
もう1本、SF作家ロバート・シルヴァバーグ原作による
“The Book of Skulls”の映画化が、『エクソシスト』のウ
ィリアム・フリードキンの監督で計画されている。
この原作は1972年に発表されたもので、内容は、4人の大
学生が古代の書物の中に、永遠の命の秘密を発見したことか
ら始まる恐怖を描いたもの。そしてこの原作から、昨年ディ
メンションに“Retribution”というオリジナルスリラーの
脚本を契約したばかりのジェフ・デイヴィスが脚色すること
になっている。
なおフリードキンの参加を聞いたデイヴィスは、「フリー
ドキンのためにサイコホラー映画の脚本を書けるなんて…。
彼は、映画史上最高に恐ろしくて、不安感を掻き立てる映画
を監督し、この映画ジャンルを確立した人物だ。脚本家にと
って、これ以上に望めることはない」と語って興奮していた
ようだ。
また製作は、パラマウントに本拠を置くアルファヴィルと
いうプロダクションで行われるが、同社のトップのダニエル
&ジム・ジャックス兄弟は、ユニヴァーサルの『ハムナプト
ラ』シリーズや、先に日本でも公開された『ハンテッド』な
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08月15日(金)
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