ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■チャーリーズ、コンフェッション、28日後、ミニミニ大作戦、シェフと素顔と、レボリューション6、10日間で男を、タイタニックの秘密
のジェラール・ウーリーと共に手掛けたことでも知られる。
それにしても、ビノシェが厚化粧から素顔になったときの美
しさが見事。普通は化粧をして美しくなるものだが、その逆
をできるのは、女優でも中々いない。          
それとビノシェは、前作『ショコラ』ではチョコレートをい
ろいろ料理してみせてくれたが、今回は一つを除いてジャン
・レノが作る料理を食べるだけというのも良かった。   
                           
『レボリューション6』“Was Tun, Ween's Brennt?”   
現代のドイツの過激派の行動を描いたエンターテインメント
作品。                        
舞台は現代のベルリン。旧西ベルリン地区の一角の廃屋だっ
た屋敷で爆発が起こる。それは15年前に時限爆弾を仕掛けた
ものの、不発に終った装置が偶然作動したものだったが、現
代も残る過激派の行動に手を焼く警察は、それをきっかけに
一斉捜索に乗り出す。                 
そして、その内の2人が住むアパートから多量の映画フィル
ムが押収される。ところがそのフィルムの中に、15年前に時
限爆弾を作ったときの記録映像が紛れ込んでいた。その事実
に気付いた2人は、当時の仲間に連絡を取る。      
仲間達は2人を残して普通の生活に戻っており、シングルマ
ザーや各方面で活躍する人材になっていた。しかしフィルム
が警察の目に留まれば、彼らへの訴追は免れない。彼らは現
在の生活を守るためにフィルムを奪還しなければならなくな
る。                         
そして大人の知恵で警察内部に入り込んだ彼らは、フィルム
の保管場所は確認するが、そのままでは手出しができないこ
とを知る。そこで彼らは、新たに時限爆弾を作って、フィル
ムもろとも破壊してしまう計画を立てたのだが…。    
20歳前後の若気の至りの結果が、30代半ばの生活を脅かす。
しかし物語は、それほど深刻振らずに、こんなことがきっか
けで青春時代を取り戻してしまった男女の行動を、ちょっと
したメルヒェンタッチで描いている。          
当然、当時活動をしていた連中も現存している状況で、そん
な題材をメルヒェンタッチのエンターテインメントで描いて
しまうことには抵抗もあるだろうが、僕にとってはちょっと
ノスタルジックな青春ドラマという感じで好ましい作品だっ
た。                         
                           
『10日間で男を上手にフル方法』            
           “How to Lose a Guy in 10 Days”
今年の2月に全米で公開され、興行収入1億ドルを突破して
いるラヴコメディ。                  
女性の主人公は、女性雑誌の記者。コロムビア大学を卒業し
社会派ネタで勝負したいが、雑誌の性格はそれを許さない。
そんな彼女が、同僚のフラレ癖の女性の姿をヒントに、男を
10日間でフル方法の特集記事を、実体験でまとめることにな
る。                         
男性の主人公は、広告代理店のクリエイティヴ。彼はダイア
モンド業者の広告を獲得するために、10日間で初対面の女性
を恋人にしてみせるという賭けを受ける。        
こうして男をフルことに全力を上げる女と、彼女をものにし
なければならない男の勝負が始まるのだが…。      
正直言ってかなりシチュエーションに無理のある物語だが、
それでもアメリカで大ヒットしたのは、それなりに的を得た
描き方をしているからだろう。試写会の後でも「反省しなく
ちゃ」などといっている女性がいたから、そういう客層が動
けば面白くなりそうだ。                
男の立場からすれば、かなり嫌みな部分もあるが、それなり
に笑える部分もある。女性向けの映画だとは思うが、デート

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06月16日(月)
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