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On the Production
by 井口健二
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■第41回
ド)シリーズ第3弾の計画が発表された。        
 このシリーズは、70年代にマーヴル・コミックスから発表
されたマーヴ・ウルフマン原作の“Tomb of Dracula”に登
場するアフリカ系アメリカ人の脇役キャラクターを主人公に
据えて、脚本家のデイヴィッド・S・ゴイヤーが作り上げた
もので、前2作は、製作も担当するウェズリー・スナイプス
が主演し、ワールドワイドの合計では2億7700万ドルを稼ぎ
出しているということだ。               
 その第3弾が計画されているものだが、製作主演はもちろ
んスナイプス、そして監督を第1作のスティーヴン・ノリン
トン、第2作のギレルモ・デル・トロに替って、脚本家のゴ
イヤー自身が担当すると発表されている。なおゴイヤーは、
先にスナイプスとジョン・レグイザーモ共演の“Zig Zag”
という作品を脚本監督で発表して、限定公開ながら高い評価
を得ているということで、その力量は実証済みのようだ。 
 ということで、シリーズ第3弾“Blade III”が製作され
ることになった訳だが、現実的な契約はまだなされていない
ようだ。しかしニューラインでは、今年の夏にカナダのヴァ
ンクーヴァでの撮影を期待しているそうだ。昨年の『ブレイ
ド2』はチェコのプラハで撮影され、ちょっと古びた町並が
登場したが、ヴァンクーヴァはニューヨーク・ロケの代わり
にも使われる近代的な町並で、その近代的な背景でのブレイ
ドの活躍も楽しみだ。                 
 今年の夏の撮影ということは、公開は来年の春頃が期待で
きそうだ。                      
        *         *        
 お次は、またまたリメイクの話題を紹介しておこう。  
 最初は、以前にも紹介したと思うが、アーノルド・シュワ
ツェネッガーの製作でワーナーが進めている“Westworld”
(ウェストワールド)のリメイクで、脚本に『ターミネータ
ー3』を担当したマイクル・フェリスとジョン・ブランケイ
トの起用が発表された。                
 オリジナルは、73年にマイクル・クライトンの脚本、初監
督で製作された作品だが、ロボットテクニックを駆使して西
部劇の舞台を模して作られたアミューズメントパークが、コ
ンピューターの暴走でパニックに陥るという内容。特に、感
情のないロボットのガンマンに扮したユル・ブリナーの演技
が評判になったものだ。                
 このMGMで製作された作品の再映画化の権利は、現在は
ワーナーが所有しており、その権利に基づいたリメイクを、
シュワルツェネッガーが以前から希望していた。そしてその
脚本に『T3』のコンビが起用されたもので、この起用は、
『T3』に出演したシュワルツェネッガーが強く要望したも
のだそうだ。                     
 なおこのリメイクで、シュワルツェネッガーが演じるのは
ロボットガンマンの役ではなく、ワールドを訪れてパニック
に巻き込まれる観客ということで、共同製作を担当するジェ
リー・ウェイントルーブは、「ワールドの規模はオリジナル
よりずっと大きくなる。そして、できればアーノルドの次回
作にして、彼が州知事になってしまう前に完成させたい」と
いうことだ。                     
 因に、脚本家の2人は、ハーヴァード大学の出身で、学生
時代はパロディ雑誌Harvard Lampoonの執筆陣にも加わって
いたようだが、脚本家としては、『ゲーム』や『ザ・インタ
ーネット』などの知的なスリラー作品を発表している。そし
て『T3』には、監督のジョナサン・モストウがハーヴァー
ド時代の同級生ということで、監督の要請で参加したものだ
そうだ。                       
        *         *        
 もう一つリメイクは、76年にジョン・カーペンターの監督
で映画化された“Assault on Precinct 13”(要塞警察)の

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06月15日(日)
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