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On the Production
by 井口健二
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■HERO、Bモンキー、ベアーズ・キス、プルートナッシュ、灰の記憶、ドリームキャッチャー、すてごろ、ハンテッド、ホーリー・スモーク
た、エイリアンに身体を乗っ取られた主人公の一人の描き方
も上手くできていた。脚本のウィリアム・ゴールドマンとロ
ーレンス・カスダンの上手さだろう。
因にアメリカでは、SF映画のジャンル分けになっている。
『すてごろ』
梶原一騎の17回忌追悼記念作品と称して、実弟の作家・真樹
日佐夫の原作、脚本、製作で作られた作品。題名は平仮名だ
が、漢字では「素手喧嘩」と書くようだ。
昭和20年代の幼年時代に始まるが、主には40年代、50年代の
全盛期を描いており、自分で知っている時代でもあるから興
味を曳かれた。また内容は、滅法喧嘩の強い兄弟が暴力団な
どを相手に大暴れする話で、じめじめしたところもなく、そ
れなりに楽しめた。
ただし、どう見てもエピソードの詰め込み過ぎで、もう少し
じっくりドラマを見たかった感じのところもある。でも、兄
弟の間には、いろいろな思い出があるのだろうし、これも仕
方ないのかな、という感じだろう。
時代背景の再現は、かなり一生懸命やっているようだが、川
の堰がちょっと違う感じだったり、歩道に点字ブロックがあ
ったりと、これも仕方ないといえば仕方ないところではある
が、この辺が日本映画の限界なのだろうか。
それから、最後に出てくる梶原一騎逮捕のエピソードは、こ
んな綺麗事だけではなかったような記憶もあるが、それも仕
方のないところだろう。
それより画面に写し出される新聞の大見出しが「実刑」で、
小見出しが「懲役2年、執行猶予3年」というのは…?
当時の新聞はこんないい加減なものだったのだろうか。
後は、62年に死去した梶原が、享年50歳というのも、ちょっ
と驚きだった。
『ハンテッド』“The Hunted”
『フレンチ・コネクション』で監督賞受賞のウィリアム・フ
リードキンと、『逃亡者』で助演男優賞受賞のトミー・リー
・ジョーンズ、『トラフィック』で助演男優賞受賞のベネチ
オ・デル・トロが揃い踏したアクション映画。
軍の特務機関でサヴァイヴァルから殺人技術までをたたき込
まれた男。しかしコソボの戦闘で敵の司令官を倒し銀星賞を
受けた男は、過酷な闘いで心に傷を負い、帰国後に山に籠も
って殺人鬼と化す。
その男を追う特務機関の元教官。大鹿の生息する山奥から、
都会の地下工事現場、そして開発の傷跡の残る川へと、磨ぎ
澄ませた神経と、手作りのナイフを駆使して、元教官と教え
子、親子のような2人の闘いが繰り広げられる。
手を変え品を変え、舞台を変えていろいろな闘いが繰り広げ
られる。そのヴァリエーションの豊かさと、目先の変化で、
とにかく見ている間は飽きさせない。ただ、どのシークェン
スもちょっとあっさりした感じなのは、上映時間が1時間35
分と短いせいか?
かなりハードなアクションを、VFXに頼ることなく(スタ
ントダブルは使っているが)ジョーンズが自分でこなしてい
るのは、さすがと感じた。なお、格闘技には『ボーン・アイ
デンティティー』でも紹介されたフィリピンのカリが使われ
ている。
『ホーリー・スモーク』“holy smoke!”
『ピアノ・レッスン』『ある貴婦人の肖像』のジェーン・カ
ンピオン監督の1999年作品。
インドのカルト教団に入信した娘を救うため、母親はアメリ
カ人のマインドコントロール解除の専門家を雇って、娘の心
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05月02日(金)
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