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On the Production
by 井口健二
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■第38回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
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まずは、新ヒーローの誕生となるかという話題で、アメリ
カの冒険小説作家クライヴ・カッスラー原作“Sahara”の映
画化計画が発表された。
この作品は、ダーク・ピットという名前の主人公が登場す
るシリーズの1篇で、実は同じシリーズでは、1980年にシリ
ーズ第4巻の“Raise the Titanic!”がイギリスで映画化
されている。この作品は、日本でも『レイズ・ザ・タイタニ
ック』の題名で公開されているが、ジェイスン・ロバーツ主
演、アレック・ギネスの共演で、クライマックスの巨大船体
の浮上シーンの特撮などがかなり評価された作品だった。
従って、今回の計画はシリーズ再開ということになるが、
今回の映画化は、パラマウントと契約しているアメリカのク
ルセイダーという製作会社が行うもので、このためアメリカ
の報道では、「(アメリカ映画としては)初めての映画化」
と位置付けられているようだ。
因に、今回映画化が計画されている作品は、シリーズの第
14巻、日本では『死のサハラを脱出せよ』という邦題で翻訳
され、日本冒険小説協会大賞を受賞するなど、シリーズの最
高作と言われているものだ。
そして、この新作の主人公ピット役に、マシュー・マコノ
ヒーの起用が発表された。マコノヒーは、先にパラマウント
配給で公開されたコメディ作品“How to Lose a Guy in 10
Days”が、今年封切りの映画では第1号の興行成績1億ドル
突破を記録したばかりで、続いてパラマウント製作の“Dear
Delilah”への出演契約も結んでおり、その勢いに乗せての
出演となるようだ。
本編の物語は、現代を舞台にして、クラシックカーでサハ
ラ砂漠横断旅行中のピットが、北アフリカで蔓延する疫病と
闘うWHOと協力し、最後は世界的な海洋汚染の発生を阻止
するというもの。これに過去のいろいろな出来事が絡むよう
で、現代版「インディアナ・ジョーンズ」という謳い文句も
付けられている。かなり冒険色の強い作品になりそうだが、
パラマウントとしては、多分次回が最後の『インディ』に続
けて、『トゥームレイダー/ララ・クロフト』と並ぶ新シリ
ーズにしたいところだろう。
なお原作は、本家シリーズが16巻と、傍系シリーズもスタ
ートしているが、評価は1作ごとにまちまちのようで、シリ
ーズ化する場合には、脚本家の腕の見せ所ということになり
そうだ。
撮影は今年の秋に開始の予定。また、本作の日本配給権は
ギャガが獲得しているようだ。
* *
お次は続編の情報で、昨年夏に日本でも公開された、ワー
ナー配給『スクービー・ドゥー』“Scooby-Doo”の続編の撮
影が、4月14日、カナダのヴァンクーヴァーで開始された。
この続編については、昨年、第21回で報告した記者会見で
も作られることは決まっていたが、スタッフでは、前作に引
き続き、脚本はジェームズ・ガン、監督はラジャ・ゴズネル
が担当。キャストでは、サラ・ミッシェル・ゲラー、フレデ
ィ・プリンズJr.、マシュー・リーランド、リンダ・カーデ
リーニの「ミステリー社」の面々も全員再登場している。
そしてこの続編の敵役に、前作のローワン・アトキンスン
に替って、『オースティン・パワーズ』や、6月日本公開の
『ミニミニ大作戦』にも出演しているセス・グリーンの登場
が報告されている。
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05月01日(木)
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