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On the Production
by 井口健二
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■ギャングスターNo1、NARC、デビッドゲイル、トレジャーP、エデンより彼方に、オシリス、クローン・オブ・エイダ、ブロンドと柩の謎
監督はインディペンデントでの映画製作を続けているようだ
が、現在すでに第3作を準備中で、その第3作では、本作に
はエイダの親友として登場するメアリー・シェリーを描く計
画だそうだ。
『ブロンドと柩の謎』“The Cat's Meow”
1924年に新聞王ハーストの持船で起きた映画人の怪死事件を
題材にしたピーター・ボグダノヴィッチ監督による2001年作
品。一応、映画ファンには知る人ぞ知るの事件だが、配給会
社の意向で被害者の名前は伏せることにする。
主人公は新聞王ハーストとその愛人の女優マリオン・デイヴ
ィス。そして彼らが開いた船上パーティには、無声映画時代
の大プロデューサー、トーマス・インクや『黄金狂時代』を
撮影中のチャーリー・チャップリンらが集っている。
そこでは禁酒法時代にも関わらず酒が振舞われ、夫婦もいる
がほとんどは愛人関係の男女達が語らっている。そしてチャ
ップリンはデイヴィスに熱を上げており、ハーストはそれに
困惑し、インスはそれを利用しようとしている。
そして発砲事件が起こり、一人の映画人がそれで死亡する。
しかし事件の捜査は早々に打ち切られ、闇に葬られる。チャ
ップリンに至っては、後に発表した自伝の中で船には乗って
いなかったと主張しているということだ。
原作は戯曲として発表されたもので、映画ファンには事件自
体も興味深いが、これをオースン・ウェルズと共に仕事をし
たこともあるボグダノヴィッチが映画化していると言うとこ
ろが面白い。といってもハーストを批判的に扱っている訳で
はないが。
なお、主演のマリオン役はキルスティン・ダンスト。『ジュ
マンジ』や『スモール・ソルジャーズ』でジャンル・クィー
ンを目指すかと思いきや、『ヴァージン・スーサイズ』や本
作で演技派としても認められた彼女だが、本作では撮影当時
19歳のはずで、それが27歳のマリオン役を、しかもボグダノ
ヴィッチの監督で演じたというのは凄い。さらにその後『ス
パイダー・マン』のヒロインを演じるのだから…。
04月02日(水)
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