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On the Production
by 井口健二
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■第35回
イクは『スクービー・ドゥー』のジェームズ・ガンの脚本で、
6月撮影開始、アメリカはユニヴァーサルが配給する。  
 もう1本、50年製作でジミー・スチュワートがオスカー候
補になった“Harvey”(ハーヴェイ)のリメイクに、ジョン
・トラヴォルタの主演が発表されている。元々はメアリー・
チェイスのピュリッツァー受賞戯曲を映画化したものだが、
主人公以外には見えない巨大なウサギが登場するちょっとフ
ァンタスティックな作品で、このアル中気味の主人公をトラ
ヴォルタがどのように演じるかも楽しみだ。MGMとディメ
ンションの共同製作作品。               
        *         *        
 続いては、CGI絡みの計画が2つ発表されている。  
 まずはドリームワークスから、ロックンロール音楽の歴史
をCGIアニメーションで描く計画が発表されている。  
 この計画は、ドリームワークスの首脳の一人のジェフリー
・カツェンバーグと、00年製作“The Family Man”(天使
のくれた時間)などのデイヴィッド・ダイアモンド、デイヴ
ィッド・ウェイスマンの脚本家チームが会談した中から生ま
れたもので、元々彼らが01年公開の“Evolution”(エヴォ
リューション)の脚本を検討していたときに、その後には何
をやりたいかという話になり、そこにアニメーション部門の
ヘッドのアン・デイリーが参加、彼らが皆ロックンロールを
愛していたことから、それらの音楽をCGIの中で活かせな
いかということになったようだ。             
 従ってこの計画は00年頃にはスタートしていたようだが、
このほどその計画にゴーサインが出て、脚本家チームと7桁
($)の契約が結ばれたことが発表されたものだ。そして、
この計画では声の出演者に、ウィル・スミス、ロバート・デ
=ニーロ、マーティン・スコセッシというキャスティングも
発表されている。まあ、スミスは元々ラップアーティストで
もあるから判るとして、デ=ニーロも最近の『アナライズ・
ユー』で美声(?)を披露していたが、それにスコセッシと
いうのは、一体どういうことになるのだろうか。     
 なお製作は、新作“Sharkslayer”のアリスン・セイガン
が担当、04年の公開が予定されている。         
        *         *        
 もう1本はディズニーから、ケネス・グレアム原作の児童
小説の古典“The Wind in the Willows”(楽しい川べ)を
CGIと実写の合成で映画化する計画が発表され、『ブレイ
ド2』のギレルモ・デル=トロの脚色と監督が契約された。
 この計画については、以前からデル=トロが希望していた
もので、彼と『ミミック』の脚本家のマシュー・ロビンスが
共同で脚色を担当し、さらにデル=トロは合成されるCGI
についても全面的に監督することになっている。     
 また、今回の計画では未来物の要素を入れた物語になるよ
うで、デル=トロとロビンスの長年のパートナーのバルーク
・インバーが手掛けたコンセプトアートや、マテリアルのデ
ザインもすでに契約されているということだ。      
 なお同じ原作は、日本でも児童演劇で上演されるなど、ア
ニメーションや実写のテレビシリーズも数多く作られている
ようだが、最近では、97年に元『モンティ・パイソン』のテ
リー・ジョーンズが監督、エリック・アイドルやジョン・ク
リースの出演で、イギリスで映画化された作品も公開されて
いる。                        
        *         *        
 後半は短いニュースをまとめておこう。        
 またまたユース・ファンタシーの計画で、アメリカで3月
に発行されたばかりの中国系アメリカ人作家ローレンス・イ
ェップ原作による“The Tiger's Apprentice”の映画化権
がミラマックスと契約され、すでに“Ella Enchanted”な
どを手掛けているジェーン・スターツの製作で映画化される

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03月15日(土)
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