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On the Production
by 井口健二
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■スクービー…、ブレッド&ローズ、ジョンQ、阿弥陀堂だより、アバウト・ア・ボーイ、13ゴースト、スチュアート・リトル2、タイムマシン
る機械など、造形の面白さには納得できるものが有った。
なおオリジナルにはマーティン・ミルナーが出ていたようだ
が、本作には『スクービィ・ドゥー』でシャギー役のマシュ
ー・リラードが出ている。続けて見るとちょっと面白い。60
年作も**1/2の評価を受けているが、そちらもどんなだった
か見てみたい気もした。
『スチュアート・リトル2』“Stuart Little 2”
リトル家に養子に来たネズミのスチュアートが活躍する99年
公開の大ヒット作の続編。
本作では新しいキャラクターの小鳥のマーガロも加わって地
上から空へと大冒険が繰り広げられる。
前作から3年、リトル家には新たに女の赤ん坊が誕生してい
る。おかげで両親は新しい子に掛かり切りだし、兄のジョー
ジは同級生とプレステ2に夢中、猫のスノーベルも中々相手
にしてくれない。
そんな訳であまり楽しい日々とはいえないスチュアートに、
ある日空からガールフレンドが落ちてくる。恐ろしいファル
コンに追われて翼が傷つき、助けを求める小鳥のマーガロを
スチュアートは懸命に介護し、いつしか恋心を抱いたのだが
…。実は彼女は同情を曳いて家に入り込み、悪事を働くファ
ルコンの手先だった。
CGIの技術は前作で完成されているので本作で特に言うこ
とはないが、今回はCGIのキャラクターが増えたことでア
ニメーションっぽいシーンが増え、実写との絡みがちょっと
少なくなっている感じがした。
しかし新たな敵キャラクターの出現で、冒険の範囲は大幅に
広がり、1時間18分の上映時間の割には盛り沢山な感じがし
た。今年の夏の作品は余り見ていないが、お子様向けには、
最も安全で、良い作品だと思う。
ただし、中で登場するサッカーのシーンは明らかにオフサイ
ドポジションで、アメリカ人のサッカー知らずと言うところ
だった。
『タイムマシン』“The Time Machine”
H・G・ウェルズの名作の2度目の映画化。監督は原作者の
曽孫のサイモン・ウェルズ。因に、前の映画化の邦題は『タ
イム・マシン』。リメイクで「・」が無くなるのは『キング
・コング』と同じだ。
リメイク版は舞台をニューヨークに移し、コロムビア大学の
助教授の主人公が、初めてプロポーズし、その直後に亡くな
った女性の命を救うためタイムマシンを完成させるが…。結
局、彼女の死の運命を変えられないことを知る。
そしてその命題の答えを探るために未来へと旅立つ、という
ことになっている。
ほぼ原作通りだった最初の映画化のようにシンプルではない
が、それなりに冒険活劇に仕上げた脚色は合格と言えるだろ
う。過去と未来にそれぞれ女性を配し、過去は変えられない
が未来は…、という結論も判り易くて良い。
タイムパラドックスも何とかクリアしているようだ。
登場する装置が80万年も動き続けるとは思えないし、未来社
会の裏に潜む黒幕というのはちょっと無理な感じもするが、
原作では不明瞭な未来の社会形態をそれなりに説明したのは
よく考えたと言うことで評価はしておきたい。
物語の最初の方で野外スケート場が出てくるのは『ジェニー
の肖像』を意識したのかどうか、しかし旅行者が最初に訪ね
た2030年の世界で、ホログラムの案内人が中指と薬指の間を
開いてV字を作り「長寿と繁栄を」と言ったのには参った。
07月16日(火)
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