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On the Production
by 井口健二
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■第13回+スパイダー、ノット・ア・ガール、アトランティスのこころ、ザ・ワン、ナショナル7
て男は、ワシントン市警の犯罪心理捜査官クロス博士を指名
して挑戦を仕掛けるのだが…。
原題は『マザー・グース』から採られているようだが、リン
ドバーグ愛児誘拐事件が下敷きになっている辺りが実にアメ
リカらしく、以前にその辺の話を読んだことのある僕として
は結構楽しめた。アクションというよりは謎解き中心のお話
なので、その辺をすんなり了解できるかどうかが評価の分れ
目になりそうだ。
ただし字幕で、生徒が教師を呼ぶときの Mr.Sonejiを「ソン
ジさん」とするのは誤訳だと思う。この翻訳者はジェームズ
・ヒルトンの名作“Goodbye,Mr.Chips”(チップス先生さよ
うなら)を知らないのだろうか。
<5月18日封切り>
『ノット・ア・ガール』“Crossroads”
人気アイドル歌手ブリトニー・スピアーズの初主演映画。
子供時代に一緒にタイムカプセルを埋め、一生親友でいよう
と誓い合いながらも、今ではちょっと疎遠な3人の少女が、
それぞれは別の目的で家を飛び出しロサンゼルスに向かう旅
を、スピアーズの歌満載で描いた青春物語。
スピアーズの役柄は、田舎町の高校で卒業生総代を務め、医
学部進学を目指す(!)ちょっとオクテの少女というものだ
が、元々スピアーズはミッキーマウスクラブの出身というこ
とで、演技のほどは心配なく、人気歌手である本人をなぞっ
た物語を上手く演じている。
まあ、僕の年齢からすると取り立ててどうこうと言うような
作品ではないが、自分も昔はこんな作品に憧れていたかな、
というような懐かしさを感じることはできた。
<5月中旬封切り予定>
『アトランティスのこころ』“Hearts in Atlantis”
スティーヴン・キングが99年に発表し、いまだに売れ続けて
いるというロングセラーの映画化。
現在はカメラマンとなって都会に暮らす主人公は、幼なじみ
の葬儀のために故郷に戻ってくる。そこには初恋の女性もい
たはずだったが、葬儀の場所で彼女も既に亡くなっているこ
とを知らされる。
そして今は廃屋となった実家を訪れた主人公は、その家で出
会った不思議な老人のことを思い出す。その老人は人の心を
読むことができ、未来を予知する能力を持っていたが、その
能力を利用しようとする謎の組織に追われていた。
宣伝では『ショーシャンクの空に』と『グリーンマイル』に
続く作品とされているが、舞台は刑務所ではないし、導入部
で現在の主人公が語り始める構成は、『スタンド・バイ・ミ
ー』の手法に似ている。
といってもそれは本筋とは全く関係なくて、何と言うかちょ
っとノスタルジックな雰囲気の中で、ちょっと不思議な老人
と11歳の少年の交流が、少女との淡い恋心とともに見事に描
かれて、キングとほぼ同世代の僕には堪らない作品だった。
謎の老人を演じたアンソニー・ホプキンスの演技が素晴らし
いのは当然だが、相手役の少年を演じたアントン・イェルチ
ンと、少女役のミカ・ブーレムが本当に上手い。なおこの2
人は、先に紹介した『スパイダー』でも同じような役回りで
共演している。
<5月下旬封切り予定>
『ザ・ワン』“The One”
98年の『リーサル・ウェポン4』でハリウッドに進出、いき
なりブレイクした中国出身のカンフースター=ジェット・リ
ーと、テレビの『Xファイル』や00年の映画『ファイナル・
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04月15日(月)
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