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On the Production
by 井口健二
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■X-MEN:ダークフェニックス(ハッパGoGo、やっぱり契約破棄、ラスト・ムービーS、えんとこの歌、HOT SUMMER NIGHTS、無限ファンデーション)
影を落とし、人の命について深く見つめ直す作品にもなって
いる。ドラマとは違うことを改めて感じる作品だった。公開
は7月6日〜26日に東京は新宿K's cinemaにて毎日10時から
の1回上映。会期中トークイヴェントも行われる。)

『HOT SUMMER NIGHTS』“Hot Summer Nights”
(湾岸戦争が始まり、フレディ・マーキュリーが亡くなった
1991年夏のアメリカ東海岸ケープ・コッドを舞台に、父親の
死を受け入れられないまま叔母の家に預けられた少年が、都
会からの避暑客と地元民との狭間で、ひと夏の思い出と云う
にはあまりに過酷な思い掛けない体験をしてしまう。大麻の
蔓延が始まり、drive-in theaterが隆盛だったころの物語。
出演は2019年2月3日題名紹介『ビューティフル・ボーイ』
などのティモシー・シャラメと、2016年3月紹介『フィフス
・ウェイブ』でも共演のマイカ・モンロー、アレックス・ロ
ウ。他に2014年11月紹介『ミュータント・タートルズ』など
のウィリアム・フィクトナー、2013年12月紹介『スティーラ
ーズ』などのトーマス・ジェーンらが脇を固めている。監督
は自らの脚本でデビューを飾るイライジャ・バイナム。脚本
は大学時代の友人に想を得たそうだ。公開は8月16日より、
東京は新宿ピカデリー他で全国ロードショウ。)

『無限ファンデーション』
(前回題名紹介『暁闇』と同じく「MOOSIC LAB 2018」で、
ベストミュージシャン賞(西山小雨)と女優賞(南沙良)を受賞
した作品。西山の楽曲「未來へ」をモティーフに、未來の定
まらない女子高生の不安と周囲との交流が描かれる。主人公
は母子家庭に暮らす少女。勉強は得意ではないが、ファッシ
ョンイラストを描くことと、そのイラストを衣装に仕上げる
ことは得意だ。そんな少女が演劇部に誘われて、大会に出る
劇の衣装を担当することになるが…。そこでいろいろなトラ
ブルにも巻き込まれる。そんな少女は通学路にあるリサイク
ルの資材置き場でウクレレで弾き語りをする女性と出会う。
監督は、2006年7月紹介『キャッチボール屋』や2015年『お
盆の弟』などの大崎章。物語の感性も瑞々しくて良いが、弾
き語りで楽曲を披露する西山の存在感が抜群に良くて、それ
だけでも見惚れてしまう作品だった。公開は8月24日より、
東京は新宿K's cinema他で全国順次ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。

06月16日(日)
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