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On the Production
by 井口健二
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■パラレルワールド・LS(ニューヨーク公共図書館、魂のゆくえ、うちの執事が言うことには、としまえん、氷上の王、パージEX、ハロウィン)
り入れた新たな展開に挑み、当時はコンパルソリーなど技術
重視だったフィギュアに風穴を開ける。さらに金メダル受賞
後はプロに転向し、正に芸術性満開のアイスショウを繰り広
げる。ところがメダルの受賞直後にゲイであることが暴露さ
れ、様々なカルチャーの注目を浴びてしまう。そんなカリー
の生涯が、友人に宛てた手紙と共に綴られ、そこに華麗なス
ケーティングの模様も挿入される。その中には日本での公演
の様子(笑)も含まれていた。公開は初夏に、東京は新宿ピカ
デリー、UPLINK吉祥寺他で全国ロードショウ。)

『パージ:エクスペリメント』“The First Purge”
(2015年6月と2017年4月に紹介した近未来サスペンスシリ
ーズの第4弾。ただし本作は続きではなく、パージ法を施行
する前にニューヨーク市のスタテン島で行われたとされる実
証実験の様子が描かれる。それは1人の女性学者のアイデア
から始まるが…。出演はイラン・ノエル、レックス・スコッ
ト・デイビス、ジョイバン・ウェイドらいずれも新人で前作
からの引継ぎもないようだ。そこにマリサ・トメイ、2002年
『マイノリティ・リポート』に出ていたスティーヴ・ハリス
らが脇を固めている。脚本は前作までの脚本・監督を務めた
ジェームズ・デモナコ。監督は長編2作目のジェラード・マ
クマリーが担当した。元々無理のある設定だが、その最初と
いうことでさらに混乱しているのも面白い。それを強行して
行く政治家のやり口が風刺にもなっているかな。日本も他山
の石ではない。公開は6月、東京はTOHOシネマズ日比谷他で
全国ロードショウ。)

『ハロウィン』“Halloween”
(1978年公開のオリジナルで鮮烈な映画デビューを飾った当
時20歳のジェイミー・リー・カーティスが、40年後の同じ役
に挑む最新作。因に女優は1998年の20周年作にも主演してお
り、シリーズ全作に何らかの形で関っている。そして本作の
背景は事件から40年後のハロウィン前日。過去の事件を検証
していたジャーナリストが唯一の生き残りの女性に取材を試
みる。しかし彼女には何処か秘めたものがあるようだ。そこ
に医療刑務所に収監されていた犯人の脱走が報じられ、俄か
に事態が動き始める。それは40年間待ち続けた復讐の開幕だ
った。共演は2019年2月17日題名紹介『リアム16歳』などの
ジュディ・グリア、新進のアンディ・マティチャック。脚本
と監督は2018年3月4日題名紹介『ボストン ストロング』
などのデヴィッド・ゴードン・グリーン。監督としてはジャ
ンルに初挑戦のようだ。公開は4月12日より、東京はTOHOシ
ネマズ日比谷他で全国ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。
また今週も他に1本、本国公開前の作品があり、その掲載は
後日とします。

03月17日(日)
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