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On the Production
by 井口健二
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■アンフレンデッド:DW、移動都市(僕たちは希望、ビューティフル・B、僕の彼女、アラフォー、ナイトC、笑顔の、イメージの本、ヨーゼフ・B)
ダンクシューター』などのモーラ・ティアニー、2015年2月
紹介『バードマン』などのエイミー・ライアン、2018年12月
紹介『フロントランナー』などのケイトリン・デヴァーらが
脇を固めている。脚本は2017年2月26日題名紹介『ライオン
25年目のただいま』などのルーク・デイヴィス。監督はベル
ギー出身のフェリクス・ヴァン・ヒュルーニンゲンが担当し
た。薬物依存症の映画はいろいろあったが、ここまで現実的
に描き切ったのは見事な作品だ。公開は4月12日より、東京
はTOHOシネマズシャンテ他で全国ロードショウ。)
『僕の彼女は魔法使い』
(2018年9月23日題名紹介『宇宙の法−黎明編−』に続く、
大川隆法原案、製作総指揮による「幸福の科学出版」製作の
実写作品。物語は魔法使いの女性が高校生の男子を見初める
ところから始まる。それは男子には夢の中の話だったが、そ
の後に彼女が転校生として現れる。しかし事件が起きて彼女
はまた転校してしまう。それから5年が経ち、社会人となっ
た男子は得意先の女性から以前に付き合っていたと告げられ
るが…。出演は、2018年8月19日題名紹介『ごっこ』などの
清水富美加こと千眼美子と、2017年4月2日題名紹介『君の
まなざし』などの梅崎快人、春宮みずき。他に佐伯日菜子、
高杉亘、不破万作らが脇を固めている。監督は、2016年発表
の短編が海外映画祭で受賞している清田英樹。題名からは魔
法を使って主人公の危機を救う的な話を想像したが、時空を
超えるなど物語には意外と捻りがあった。公開は2月22日よ
り、東京はシネマート新宿他で全国ロードショウ。)
『アラフォーの挑戦 アメリカへ』
(2012年11月紹介『二つの祖国で/日系陸軍情報部』などの
すずきじゅんいち監督が、配偶者の女優・榊原るみの連れ子
である松下恵をレポーターにしてアメリカ文化の一端を描い
たドキュメンタリー。実は本来のテーマは題名の通りのもの
であって、40代目前となった女優(独身)の松下が一念発起し
て語学研修のためアメリカに向かうというもの。それに関連
して、米国(西海岸)での家族の状況などが描かれる。その中
には幼い子供のいる若い夫婦やゲイのカップル、また共に配
偶者と死に別れた熟年の男女など、様々な「家族」の形態が
示される。その一方で結婚は遅い方が良いとか、アメリカ的
な考え方も紹介され、それがある意味、レポーターの松下と
同じ状況に置かれた女性へのエールとも捉えられる作品だ。
それは同時に同じ状況の子供を持つ親にも新たな見識をもた
らすであろうものでもあった。公開は4月より、東京は新宿
K's cinema他で全国順次ロードショウ。)
『ナイトクルージング』
(先天性全盲の男性が映画を作る。その過程を描いたドキュ
メンタリー。男性の名前は加藤秀幸。システムエンジニアで
ミュージシャンでもある彼は、幼い頃に母親と一緒に映画館
に行き、小声で話す母親の解説を聞きながら映画を楽しんで
いたそうだ。そして今でも映画館が好きで、最近はバリアフ
リーの上映も増えたのが嬉しいと語る。そんな彼が2013年に
本作と同じ佐々木誠監督のドキュメンタリーに出演し、映画
製作に興味を持つ。そして脚本を書き、その映画化に乗り出
すが…。視覚障碍者との間でイメージの共有を図る目的で、
絵コンテでは筆圧で変形する用紙を用いたり、色をイメージ
するために色相環模型が登場したり、さらには造形の判断の
ために3Dプリンターが活用されたり…。それは視覚障害者
の姿を描くドキュメンタリーであると同時に、僕らに新たな
視点を与えてくれる作品でもあった。公開は3月30日より、
東京はUPLINK渋谷他で全国順次ロードショウ。)
『笑顔の向こうに』
(2018年5月紹介『世界でいちばん長い写真』などの高杉真
宙主演で、義歯や入れ歯を造る歯科技工士の仕事振りを描い
た作品。主人公は、故郷の金沢で父親の仕事を継ぐつもりが
認められず、東京の技工所で働いている。そんな彼は端正な
顔立ちで、納入先の歯科医院の女性衛生士たちからは王子と
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02月03日(日)
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