ID:47635
On the Production
by 井口健二
[470860hit]

■ヒューマンフロー(アリー、アメリカン、セルジオ&、MOST、キックス、マシュー・B、TAXi、愛と銃弾、まぼろしの、それだけが、この道)
トファー・メイヤー、クリストファー・ジョーダン・ウォー
レスらフレッシュな顔ぶれが並ぶ。また2017年2月5日題名
紹介『ムーンライト』でオスカー受賞のマハーシャラ・アリ
らが脇を固めている。基本的にはアメリカの悪ガキたちの話
なのだけれど、銃なども平気でぶっ放す割には物語に共感で
きるところもあって、やり方は違ってもこれが若者なのだと
思わせてくれた。公開は12月1日より、東京は渋谷シネクイ
ント他で全国順次ロードショウ。)

『マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラ』
            “Matthew Bourne's Cinderella”
(バレエ界の鬼才と称されるイギリスの振付師が、1946年に
発表されたプロコフィエフの楽曲に基づき、誰もが知る童話
の名作に挑んだ舞台。その全編を撮影した作品。物語の背景
は1941年のロンドン。ナチスドイツによる激しい空襲に怯え
る人々は、そんな厳しい環境の許でも恋をし、未来への希望
を失っていなかった。そして主人公は、意地悪な継母の許で
使用人のような生活に甘んじていたが、そこに英国軍将校主
催の舞踏会の案内状が届く…。物語は童話に準えているが、
第2次大戦中という設定にはさすがに驚かされた。そこが鬼
才の真骨頂なのかもしれないが、最近のイギリス映画でこの
時代を懐かしむような作品が増えていると感じるのは、何か
背景があるのかな? その辺が僕には不明だと、全体的に違
和感の残る作品だった。でもまあそれなりに妖精らしき存在
や、魔法のようなものはあるのだが。公開は11月3日より、
東京はYEBISU GARDEN CINEMA他で全国順次ロードショウ。)

『TAXiダイヤモンド・ミッション』“Taxi 5”
(1997年に第1作発表のリュック・ベッソン脚本、製作によ
る人気カーアクションシリーズが、主人公らのキャスティン
グを替えて装いも新たに帰ってきた。登場するのは抜群の検
挙率と運転技術を誇るが、スピード狂が祟ってパリ警察を追
われた刑事。彼はマルセイユ市警に配属されるが、そこでは
フェラーリなどの高級車を操る連続宝石強奪事件が横行して
いた。一方その町には運転技術の抜群に低いウーバー運転手
がいたが、実は彼は伝説のタクシー運転手ダニエルの甥で、
整備士である彼の姉の許にはプジョー407が再出馬を待って
いた。そして強盗団の次の狙いが判明する。出演は、脚本監
督も兼ねるフランク・ガスタンビドと、彼の盟友のマリク・
ベンタルハ。またシリーズ脇役のベルナール・ファルシー、
エドゥアルド・モントートらがそれぞれ前作より階級を上げ
て再登場している。公開は2019年1月18日より、日本語吹替
版も同時上映で全国ロードショウ。)

『愛と銃弾』“Ammore e malavita”
(2012年10月紹介『宇宙人王さんとの遭遇』などのアントニ
オ&マルコ・マネッティ兄弟の脚本監督による2018年ダヴィ
ッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀作品賞など5部門受賞の
作品。イタリアの港町ナポリを舞台に、そこの水産市場を仕
切る顔役の犯罪に巻き込まれた看護師と、顔役に雇われた殺
し屋との激しい恋の顛末が、1983年『フラッシュダンス』の
主題歌のイタリア語版など多数のカンツォーネと共に描かれ
る。因に楽曲は上記以外は新たに作曲されたようだが、ナポ
リ音楽が基調とされたもので多分イタリア人にはそれなりに
伝わるものがあるのだろう。出演は2018年2月25日題名紹介
『いつだってやめられる』などのジャンパオロ・モレッリ、
ミュージカル女優のセレーナ・ロッシ。コメディだが社会性
などのテーマは面白い。でもちょっと人死が多いかな。公開
は2019年1月より、東京はYEBISU GARDEN CINEMA、新宿K's
cinema他で全国順次ロードショウ。)

『まぼろしの市街戦』“Le roi de coeur”
(1966年、フィリップ・ド・ブロカ監督の名作が4Kリマス
ターにより再公開される。物語の背景は第1次大戦末期のフ
ランスの田舎町。敗走するドイツ軍はイギリス軍の侵攻を阻
止すべく町に大型の時限爆弾を仕掛け撤退する。その情報は

[5]続きを読む

10月21日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る