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On the Production
by 井口健二
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■バケツと僕!、放課後戦記(おもてなし、ダンガル、私はあなたのニグロではない、さよなら僕のマンハッタン)
4日マーティン・ルーサー・キング・ジュニア。3人の黒人
活動家が相次いで暗殺された。これらの事件の効果で公民権
は広がったとされるが、彼らと親交があり、危険を避けて海
外で暮らしていた作家はそうは思わない。そんなアメリカの
現実が、当時の講演会の映像やテレビ出演での発言など様々
なアーカイヴと共に描かれる。その病巣は2018年1月14日題
名紹介『デトロイト』など映画でも何度も描かれているが、
ケネディ家の裏の顔など改めてその深さを思い知らされる。
監督はラウル・ペック。作家の著作に基づく語り手をサミュ
エル・L・ジャクスンが務める。公開は5月、東京はヒュー
マントラストシネマ有楽町他で全国順次ロードショウ。)
『さよなら、僕のマンハッタン』
“The Only Living Boy in New York”
(文化の中心だった時代は20世紀までとされるニューヨーク
を舞台に、人生の進むべき道に迷う青年と変わり者の隣人。
さらに両親や父の愛人なども絡む、ユーモアもたっぷりの作
品。シチュエーションは違うが、僕には1967年マイク・ニコ
ルズ監督の『卒業』が想起されたかな。そんな青春のもやも
やした気分と、そこから1歩を踏み出すまでが巧みに描かれ
る。出演は、2016年11月20日題名紹介『グリーンルーム』な
どのカラム・ターナー。他に、ジェフ・ブリッジス、ピアー
ス・ブロスナン、ケイト・ベッキンセール、2017年11月紹介
『フラットライナーズ』などのカーシー・クレモンズらが脇
を固める。監督は2017年9月紹介『gifted ギフテッド』な
どのマーク・ウェブ。脚本は2008年3月紹介『ラスベガスを
ぶっつぶせ』などのアラン・ローブ。公開は4月14日より、
東京は新宿ピカデリー他で全国ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。
02月18日(日)
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