ID:47635
On the Production
by 井口健二
[470875hit]

■<TANIZAKI TRIBUTE>、スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット、野球部員、演劇の舞台に立つ!
一方、この種の地元協力の映画では、地元紹介の側面も持た
されるが、その点でもベテラン監督はそつがない。本作では
前半に八女茶の茶畑の緑の風景がインサート映像で巧みに紹
介され、それは清涼剤にもなっている。
そして後半では登場人物の実家という設定で「あまおう」と
電照菊が紹介され、特に電照菊は1本取られたという感じで
上手く織り込まれていた。なお地元は仏壇や石灯籠でも知ら
れるが、それらは高校生に合わないとして断ったそうだ。
地元の協力を得るというのも大変なようだが、本作ではプロ
デューサーの1人が7年間地元に住み込んで粘り強く話を進
めたそうで、そんな本作への想いが、作品にも見事に反映さ
れていると思える作品だった。
公開は2018年2月24日より、東京は渋谷ユーロスペース他、
Tジョイ久留米、小倉コロナシネマワールドなどで全国順次
ロードショウとなる。

この週は他に
『コンフィデンシャル共助』“공조”
(北朝鮮で国家機密のドル紙幣の偽造原版が強奪され、その
真実は隠したまま、韓国警察に逃亡犯逮捕のための共助の要
請が届く。そしてちょうど停職中だった主人公に、北朝鮮刑
事に協力し監視する任務が命じられるが…。止めを刺すべき
相手にそうしなかったことで事件が起きる典型みたいな展開
で、やれやれと思ってしまったが。そこを除けば刑事2人の
バディムーヴィとしてはアクションもありで成立している。
ただ北の国家犯罪があからさまなのは、現在の両国の関係の
反映なのかな。韓国では大ヒットしたそうだ。出演は2006年
11月紹介『百万長者の初恋』などのヒョンビンと、名脇役の
ユ・ヘジン。他に「少女時代」のイム・ユナらが脇を固めて
いる。公開は2018年2月に全国ロードショウ。)
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』
(すでに公開されているため割愛)
『バーフバリ王の凱旋』“ಬಾಹುಬಲಿ 2:ದ ಕನ್‍ಕ್ಲೂಝ಼ನ್”
(2017年2月紹介『バーフバリ伝説誕生』の続編。原題にも
2とあるが、元々前後編として製作された作品のようだ。前
作で王家の元に戻った主人公が、国民の絶対的な支持や隣国
の美しい姫の愛などを得ながらも、兄との確執によって運命
に翻弄されて行く。そのような物語が壮大なセットや高水準
のVFXと共に展開される。その流れの中には実はかなり予
想外の展開もあって2時間21分の長尺も飽きさせなかった。
ただ物語には親子関係や国王の権限の在り方、奴隷の身分な
ど、多少判り難い部分もあったが、その辺は文化の違いでも
ある訳だし、柔軟に理解したい。でもまあトリッキーなアク
ションや何よりVFXでそれらをカヴァーしている作品とも
言える。公開は12月29日より、全国ロードショウ。)
『犬猿』
(会社の営業担当で生真面目な弟と粗暴なヤクザの兄。家業
を切り盛りする聡明な姉とタレント志望のギャルな妹。そん
な2組が織りなす人間模様。出演は窪田正孝+新井浩文と、
江上敬子+筧美和子。脚本と監督は2016年2月紹介『ヒメア
ノ〜ル』などの𠮷田恵輔。自分も少し歳の離れた兄がいる身
としては、本作ほどひどくはないにしても、こんな感じで面
倒臭かったなという想いにはなる。その辺は上手く描かれた
作品で、確かに犬猿の仲というのは有りそうだ。一人っ子も
多い時代には、正しく描かれるべき作品とも言えるだろう。
正直には面倒臭いだけで、本作のような結末はあまりないの
かもしれないが…。公開は2018年2月10日より、東京はテア
トル新宿他で全国ロードショウ。)
『巫女っちゃけん。』
(2011年『ハードロマンチッカー』などの下関出身、在日韓
国人二世グ・スーヨン監督が、福岡県の宮地嶽神社をロケ地
として撮った作品。宮司の娘で巫女を務めてはいるが全くや
る気のない主人公が、境内で悪戯を働く少年を介して徐々に
自己を啓発して行く姿が描かれる。出演は広瀬アリスとオー

[5]続きを読む

12月10日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る