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On the Production
by 井口健二
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■ZEN FOR NOTHING〜何でもない禅〜、エターナル
性みたいなものも欲しい感じはした。公開は2018年2月3日
より、東京はシネマート新宿他でロードショウ。)
『ピンカートンに会いにいく』
(2017年9月17日題名紹介『エキストランド』の坂下雄一郎
脚本・監督による商業映画第3作。かつてブレイク寸前で突
然解散した5人組アイドルグループ。その再結成プロジェク
トが始動する。主人公は元のリーダーだったが…。解散時の
経緯が彼女を躊躇させる。映画制作の舞台裏に続いての芸能
界の裏話だが、前作よりメリハリが効いている感じで嫌味も
なく心地よく観られた。出演は2012年7月紹介『鍵泥棒のメ
ソッド』などの内田滋と2009年3月紹介『腐女子彼女。』な
どの松本若菜。他に田村健太郎、山田真歩、水野小論、岩野
未知。またアイドル時代を小川あん、岡本夏美、柴田杏花、
芋生悠、鈴木まはなが演じている。公開は2018年1月20日よ
り、東京は新宿武蔵野館他で全国順次ロードショウ。)
『長江愛の詩』“長江圖”
(中国国土を東西に流れる大河揚子江。その河口から源流ま
でを遡る貨物船の船長とその父が遺した大河の詩。そして船
が向う先々で出会う女性。船長と女性は身体も交わすが、や
がて彼女の存在は人智を超えたものになって行く。監督は、
2004年の長編第1作がカンヌ映画祭のカメラドールに輝いた
俊英ヤン・チャオ。受賞以来14年の歳月を掛けた第2作だ。
そして本作では、撮影監督に2009年6月紹介『空気人形』な
どのリー・ピンビンを迎えて、35oフィルム撮影による素晴
らしい揚子江の景観がスクリーンに甦る。それは物語も超越
したもので、その映像は、ただスクリーンに対峙するだけで
悠久の時を感じさせる。公開は2018年2月17日より、東京は
YEBISU GARDEN CINEMA他で全国順次ロードショウ。)
『アウトサイダーズ』“Trespass Against Us”
(テレビの『ドクター・フー』やロックバンド=ケミカル・
ブラザースのコンサート映像などで知られるイギリスの監督
アダム・スミスが初の長編映画として手掛けたドラマ作品。
登場するのはトレーラーハウスに暮らす一族。家長の唱える
怪しげな教義の許に集う彼らは犯罪を生業とし、子供を学校
にも行かせず社会の外側で生きていた。そんな中で主人公は
そこからの脱却を模索していたが…。出演は2012年7月紹介
『プロメテウス』などのマイクル・ファスベンダー、2013年
8月紹介『ランナウェイ』などのブレンダン・グリースン。
観ている時はただの犯罪集団かと思ったが、実はジプシーへ
の差別と知って認識を改めた。公開は2018年2月10日より、
東京はシネマート新宿他で全国順次ロードショウ。)
『THE PROMISE 君への誓い』“The Promise”
(20世紀初頭のオスマン帝国で起きたとされるアルメニア人
の大量虐殺事件。その被害者数150万人とも言われる事件の
全貌を、2005年11月紹介『ホテル・ルワンダ』などのテリー
・ジョージ監督が描いた作品。主人公は薬剤師一家に育った
アルメニア人の青年。彼は近代医学を学ぶためイスタンブー
ルの大学にやって来るが、そこでトルコ人によるアルメニア
人の迫害が勃発する。出演は、2015年8月紹介『アメリカン
・ドリーマー』などのオスカー・アイザックと、2016年1月
紹介『ザ・ウォーク』などのシャルロット・ルボン。他にク
リスチャン・ベイル、アンジェラ・サラフィアン、ジェーム
ズ・クロムウェル、ジャン・レノらが脇を固めている。公開
は2018年2月3日より、全国ロードショウ。)
『オレの獲物はビンラディン』“Army of One”
(2011年5月に米軍がビンラディンを殺害する前年の6月に
パキスタンで逮捕されたアメリカ人ゲイリー・フォークナー
の物語。彼は2004年に神の啓示を受け、以来7度にわたって
パキスタンを訪れ、独力でテロリストを追い続けた。この映
画は、逮捕当時に米国のみならず世界に配信されたニュース
に基づき、2016年ケヴィン・コスナー主演映画化『ドラフト
・デイ』などのラジヴ・ジョセフとスコット・ロスマンが脚
本を執筆。2007年4月紹介『ボラット』などのラリー・チャ

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11月26日(日)
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