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On the Production
by 井口健二
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■宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第二章「発進篇」、君はひとりじゃない
はやふる』などの加藤綾子、監督は2015年『ディアーディア
ー』などの菊地健雄が担当した。公開は7月15日より、東京
は渋谷ユーロスペース他で全国順次ロードショウ。)
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
              “A Street Cat Named Bob”
(ホームレスのストリートミュージシャンが、ヴォランティ
アに斡旋された住居に現れた野良猫の世話をし、その猫のお
蔭で更生したという実話に基づく作品。主人公はドラッグの
依存症にもなっている。その状況について日本の実態がどう
かは知らないが、ヨーロッパでは日常なのかな? ただ本作
の中では悪として明瞭な扱いだった。出演は2010年4月紹介
『タイタンの戦い』などのルーク・トレッダウェイ。猫のボ
ブ役には本人?も登場しているそうだ。監督は1998年『007
トゥモロー・ネバー・ダイ』などのヴェテラン、ロジャー・
スポティスウッズ。公開は8月26日より、東京は新宿ピカデ
リー、シネスイッチ銀座他で全国ロードショウ。猫好きには
間違いなく愛される作品だ。)
『世界は今日から君のもの』
(2016年1月紹介『太陽』などの門脇麦の単独主演で、人付
き合いに不器用で引き籠り気味の少女が社会に巣立って行く
までを描いた青春ドラマ。脚本と監督は、テレビ『梅ちゃん
先生』などの脚本家の尾崎将也で、映画監督は2作目。本作
は自作のドラマに出演した門脇に惚れ込んで当て書きしたと
いうことで、門脇を口説き落としての作品のようだ。ただこ
の作品で門脇の新しい魅力が出ているかというとちょっと物
足りないかな。内容的にはゲーム業界などを背景にしてそれ
なりに考えられた作品だが…。僕は門脇はもっとできる女優
だと思っているので、何かその辺の新しいものが欲しかった
ところだ。公開は7月15日より、東京は渋谷シネパレス他で
全国順次ロードショウ。)
『クロス』
(「集団リンチ殺人事件の加害者の現在」そんな週刊誌の記
事を切っ掛けに様々な人間模様が描かれる作品。脚本は登竜
門とされる城戸賞の受賞作だが、内容的に映画化は困難とさ
れていたもの。それを執筆者の宍戸英紀がプロデューサーの
奥山和由に手紙と脚本を手渡して、実現に漕ぎ付けたという
ことだ。そして奥山は、撮影監督で本作が初監督となる釘宮
慎治が共に監督も手掛けている。出演は紺野千春、山中聡、
Sharo。他に、斎藤工、ちすんらが脇を固めている。過去の
犯罪を蒸し返すという人間性としてはかなり微妙な部分を突
いてくる作品だが、その裏に潜むものなどを巧みに描いたド
ラマになっている。公開は7月1日より、東京は渋谷ユーロ
スペース他で全国順次ロードショウ。)
『キング・アーサー』
          “King Arthur: Legend of the Sword”
(2015年8月紹介『コードネームU.N.C.L.E.』などのガイ・
リッチー脚本、監督によるイギリス中世伝説の3D映画化。
アーサー王と言えば円卓の騎士とキャメロットで有名だが、
本作はまだそこに至るまでの物語。王の血を引く身でありな
がらスラム街の貧しい家庭に育った主人公は、やがて伝説の
剣エクスカリバーを手にし、民衆の力を背景に王の座へと昇
って行く。その物語が魔法や巨大生物などのVFXに彩られ
て描かれる。出演は2013年7月紹介『パシフィック・リム』
などのチャーリー・ハナム、2011年5月紹介『POTC生命
の泉』などのアストリッド・ベルジェ=フリスペ。他にジャ
イモン・フンスー、ジュード・ローらが脇を固めている。公
開は6月17日より、全国ロードショウ。)
『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』
                     “Anthropoid”
(ナチスドイツ支配下のチェコスロヴァキアで。ナチス要人
の暗殺計画を実施した若者たちの姿を描いた作品。主人公は
ロンドンに置かれたチェコ亡命政府の指令を受けて落下傘で
潜入した2人の兵士。彼らにはレジスタンス組織と連携して
チェコを支配するラインハルト・ハイドリヒを暗殺する指令

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05月28日(日)
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