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On the Production
by 井口健二
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■美しい星、ろくでなし、キングコング髑髏島の巨神
その点も踏まえて考えられているとしたら、これはとんでも
ない展開があり得そうだ。
続編が待ち遠しくなる。
公開は3月25日より、2D/3D、IMAX−3Dにて全国
ロードショウとなる。
この週は他に
『わすれな草』“Vergiss mein nicht”
(認知症を患った女性の姿を息子であるドキュメンタリー監
督が取材したドイツの作品。以前に同様のフランスの作品も
観ているが、自分の親が同じ境遇になっていると日本と海外
の格差も気になってくる。正直、どちらも子供がこれをでき
る環境だということが、日本と違うとも思ってしまうところ
だ。だから作品は微笑ましくもあるのだけれど、自分の現実
と重ねて後ろめたさというか、日本ではこうはいかないとい
う感じも持ってしまった。その一方で被写体の女性の壮絶な
過去には驚かされもしたもので、個人的にはそちらの事情を
もっとちゃんと見たい感じもした。それこそ時代の生き証人
のような作品になったと思うのだが。公開は4月15日より、
東京は渋谷ユーロスペース他で全国順次ロードショウ。)
『T2 トレインスポッティング』“T2 Trainspotting”
(1996年に公開されて、世界中に旋風を巻き起こした物語の
20年後を、同じ監督、同じ配役で描いた作品。実はオリジナ
ルの作品は、当時の若者文化を描いたという点で理解はする
が、特に結末などは釈然としない感じで、個人的にはあまり
好みではなかった印象がある。そんな気分で観に行ったが、
今回は描く視線が自分に近づいたようで、これは違和感なく
観ることができた。しかもそれをダニー・ボイル監督、主演
のユアン・マクレガーを始め、キャストも同じメムバーで描
いているのだからこれは凄い。さらに記憶が定かでない部分
もフラッシュバックなどで補ってくれるから実に判り易く、
当時は釈然としなかった部分も今回了解できた感じがした。
公開は4月8日より、全国ロードショウ。)
『破裏拳ポリマー』
(1974−75年に放送されたタツノコプロ制作テレビアニメの
実写映画化。物語の背景は、警視庁が密かに開発した対人用
の攻撃防御スーツ。それはヘルメット形状で、装着してキー
ワードを発すると全身を覆うスーツとなる。そして主人公は
スーツの開発者である父親に反発して家を飛び出したが、父
親の死去で、唯一キーワードが音声認識される者として呼び
戻される。こうして主人公は反発を感じながらスーツ装着者
となるが…。主演はアクション映画初出演という溝端淳平。
他に「海賊戦隊ゴーカイジャー」の山田裕貴、原幹恵、グラ
ビアアイドルの柳ゆり菜、長谷川初範らが脇を固めている。
監督は『劇場版仮面ライダー』などで多数のアクション監督
を務めてきた坂本浩一。溝端の見事なアクションは監督の手
腕が大きそうだ。公開は5月13日より全国ロードショウ。)
『残像』“Powidoki”
(昨年10月9日に急逝したアンジェイ・ワイダ監督の最後の
作品。内容は共産主義政権下で迫害された画家を描いた実話
に基づくとされるもので、こんなことが実際に行われたとい
うことには震撼とさせられる。それはワイダ監督本人も国内
上映禁止などの迫害を受けていたもので、そんな自身の体験
も踏まえて描かれているのだろう。ただ共産主義がヨーロッ
パではほぼ壊滅した状況で、何をいまさらという感じもしな
いでもないが、この様な迫害は共産主義に限られたものでな
く、民衆に支持された独裁者はいつでも同様の強権を発動す
る恐れがある。そんなことをワイダ監督は言いたかったのか
もしれない。公開は6月10日より、東京は岩波ホール他で、
全国順次ロードショウ。)
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど』
(日台、特に台湾でベストセラーになったという日本人男性
と台湾人女性による共著の映画化。東日本大震災に遭遇した
日本人男性が、災害を案じるメッセージを寄せた台湾人女性
とFacebookを通じて知り合う。そこに多少の偶然も重なって
交際は深まって行くが…。原作はFacebookの交信記録のよう
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02月26日(日)
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