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On the Production
by 井口健二
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■サクラダリセット前編/後編、バーフバリ伝説誕生、ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
ポートマンはアロノフスキーとの関係で出たのかな? 何て
思いながら観に行ったら、プロローグからそのそっくりぶり
にびっくり。特殊メイクの成果もあるが、見事に僕の記憶し
ているジャクリーヌ・ケネディの姿になっていた。
映画の中では、ジャクリーヌがホワイトハウスの内部を紹介
したテレビのアーカイブ映像なども登場するが、元々が当時
のテレビ画面で不鮮明なこともあり、どこまでが本物でどこ
からがポートマンなのか、全く区別できなかった。
その変身ぶりも含めて渾身の演技と言えそうだ。これを観る
だけでも価値のある作品となっている。それにジャクリーヌ
が果たした役割も見事に描かれていて正に裏面史だが、それ
以上に追及しないところも好感する作品だった。
公開3月31日より、東京はTOHOシネマズシャンテ他で、全国
ロードショウとなる。

この週は他に
『MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM 全心』
(結成から5年で日本武道館に駆け上ったロックバンドを、
その前に行った47都道府県全てでのライヴツアーから追った
ドキュメンタリー。と言う触れ込みで観に行った作品だが、
そこには見事な人間模様が描かれていた。それはヴォーカル
がのどのポリープに脅かされているなど有り勝ちなものから
始まるのだが…。実はそのヴォーカルがある芸能一家の一員
で、両親は離婚しているが共に著名な歌手、兄も著名ロック
バンドを率いている。それはファンには周知のことなのだろ
うが、その極めて特殊な環境で成長した若者の魂の叫びが見
事に表現されていた。そこには家族への思いなども織り込ま
れ、ファンならずとも感銘を受ける作品だった。公開は2月
17日より、2週間限定で全国ロードショウ。)
『ボヤージュ・オブ・タイム』
          “Voyage of Time: Life's Journey”
(2011年6月紹介『ツリー・オブ・ライフ』などのテレンス
・マリック監督が大宇宙の壮大な歩みを描いた新作。以前は
寡作と紹介した監督だったが、近年は創作意欲が増している
ようで、昨年に続いての新作となっている。ただし僕は昨年
の作品は試写を観ておらず、個人的には2011年6月紹介『天
国の日々』の再公開以来となる。しかも本作はドキュメンタ
リーに近いもので、それも内容が深遠だから、観客としては
かなり戸惑う作品だ。ただ僕にとしては『ツリー・オブ・ラ
イフ』の時に感じたのと同じ感覚に襲われたもので、これは
もはやテレンス・マリックはそのリメイクに向けて動くべき
ではないか…とも思った。公開は3月10日より、東京はTOHO
シネマズシャンテ他で全国ロードショウ。)
『光をくれた人』“The Light Between Oceans”
(世界中でベストセラーになったという原作小説を、2013年
4月紹介『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』など
のデレク・シアンフランス監督が映画化した作品。第1次大
戦後の時代背景で、欧州戦線の死地から生還した男が孤独な
灯台守の職に就く。それは孤独な仕事だったが、やがて妻と
なる女性も現れる。しかしそれが悲劇を生んで行く。出演は
2012年7月紹介『プロメテウス』などのマイクル・ファスベ
ンダー、2015年8月紹介『コードネームU.N.C.L.E.』などの
アリシア・ヴィキャンデル、2012年8月紹介『ボーン・レガ
シー』などのレイチェル・ワイズ。正に究極の人間ドラマと
も言える作品だ。公開は3月31日より、東京はTOHOシネマズ
シャンテ他で全国ロードショウ。)
『フリー・ファイヤー』“Free Fire”
(2016年5月紹介『ハイ・ライズ』などのエイミー・ジャン
プ(脚本)とベン・ウィートリー(監督)のコンビが再び放
つ狂気の世界。舞台背景は1978年ボストン。アイルランド系
のギャング一味が銃器の購入で男と接触する。ところがその
男は別のギャング団の一員で、突如銃撃戦が始まる。傘工場
とされる大きな空間の中で熾烈な銃撃戦が展開されるという
お話だが、何と言うか正に狂気の産物という感じで、これが
この脚本家、監督コンビの真骨頂なのだろう。出演はブリー

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02月12日(日)
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