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On the Production
by 井口健二
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■追憶(2015)、TOMORROW パーマネントライフを探して、東京国際映画祭記者会見、東宝/ワーナー邦画記者会見
される国際映画祭でも著名な場所で、三池監督の作品も受賞
していることから現地にも馴染みがあったのだろう。それに
しても日本が舞台の物語を南欧で撮影というのはトリッキー
なことだ。
ということも含めて多少の不安も感じる作品だが、来年夏の
公開を目指しての撮影が開始される。
この週は他に
『ミュージアム』
(巴亮介原作コミックスの映画化。この手のコミックスは映
像化ギリギリの線を狙ってくるが本作も同様。レーティング
はGだが、かなり観客を選ぶ作品だ。犯罪の手口も強烈で、
むしろこのレーティングに収めたプロデューサーを称賛した
くもなる。監督は大友啓史、主演は小栗旬。公開は11月12日
より、全国ロードショウとなる。)
『あたらしい野生の地』“De nieuwe wildernis”
(オランダの首都アムステルダムから50qの場所で、干拓事
業が中止された6000ha程の土地に野生が復活した。その現在
を撮影したドキュメンタリー。人間の手も多少入ってはいる
ようだが、昔し観た『野生の王国』のような映像が展開され
る。人間が滅亡するとこんな世界が戻ってくるかな? 公開
は10月29日より、渋谷アップリンク他で、全国順次上映。)
『戦場のメロディ』“오빠 생각”
(朝鮮戦争時の戦争孤児を巡る実話に基づくとされる作品。
南北対立が子供の心にも影を落とす中で、コーラスがその心
の傷を癒して行く。9月4日題名紹介『弁護人』などのイム
・シワンと、2013年11月紹介『スノーピアサー』がデビュー
作のコ・アソンが共演。公開は10月29日より、シネマート新
宿他で、全国順次ロードショウ。)
『彷徨える河』“El abrazo de la serpiente”
(コロムビア映画として史上初のオスカー外国語映画部門に
ノミネートされた作品。20世紀初頭とその50年後の時代背景
で、アマゾン上流の密林域に足を踏み入れた探検家の姿を描
く。2015年作品だが、コロムビア・アマゾンの未開のままの
姿がスクリーンに登場して、これが凄い。公開は10月29日よ
り、シアター・イメージフォーラム他で、全国順次上映。)
『熊野から ロマネスク』
(2011年8月紹介『海と自転車と天橋立』の田中千世子監督
の最新作。前作では複数のテーマの混在が気になったが、本
作のテーマは「熊野」という一点なので纏まりは良い。ただ
本作は3部作の第2部、第1部もDVDで観せて貰ったが、
評価は完結後に改めてしたい。公開は2017年1月、シアター
・イメージフォーラム他で、全国順次ロードショウ。)
『エブリバディ・ウォンツ・サム!!
世界はボクらの手の中に』“Everybody Wants Some”
(2014年10月紹介『6才のボクが、大人になるまで。』など
のリチャード・リンクレーター監督の最新作。1980年代の大
学新入生の姿を描いた青春映画。前作はその制作体制などで
評価されたが、僕には何か痛みが感じられた。その監督の次
の作品が80年代というのは、監督の心情の反映にも感じる。
公開は11月、新宿武蔵野館他で、全国順次ロードショウ。)
『コウノトリ大作戦!』“Storks”
(2008年11月紹介『寝取られ男のラブ♂バカンス』の監督で
2014年8月紹介『ザ・マペッツ』などの脚本家ニック・スト
ーラーが製作脚本監督を務めるCGIアニメーション作品。
コウノトリが赤ん坊を運んでくるという寓話を基に、そのコ
ウノトリが宅配便を始めたことによる混乱ぶりを描く。公開
は11月3日より、全国ロードショウ。)
『ホライズン』“Horizontes”
(1952年に史上5人目の最高位“プリマ・バレリーナ・アッ
ソルーダ”の称号を贈られたアリシア・アロンソと、その後
を継ぐ若きバレリーナの姿を追ったドキュメンタリー。貴重
なアーカイブ映像なども多数観られるが、詩情豊かという言
葉がこれほど適切な作品もないと思わせる。公開は11月12日
より、角川シネマ新宿他で、全国順次ロードショウ。)
を観たが全部は紹介できなかった。申し訳ない。
10月02日(日)
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