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On the Production
by 井口健二
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■西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人、ミリキタニの猫/ミリキタニの記憶、GANTZ:O、東京タワーお化け屋敷第2弾「怪奇感視カメラ」
る。そのため前後には少し距離が開いて、暗がりの中を少人
数ごとに歩くことになる。
というところを僕は1人で歩いたが、まず会場を進む迷路が
上手く作られていて、何カ所かでは進む方向が見つからず、
それだけでも楽しめた。しかもそこに脅かしが加わる訳で、
これは連れと来たら楽しめそうだ。
実はその迷路で手こずっている内に後ろのグループが接近し
てきて、それは男性2人組だったようだが、かなり野太い声
が挙がっていた。僕自身何カ所かは息を飲んだりもしたもの
で、楽しめたことは間違いない。
この手のお化け屋敷では、富士急ハイランドの「戦慄迷宮」
が映画にもなって有名だが、都心では東京タワーの下という
ロケーションも良いし、大人入場料800円というのも手ごろ
で、手軽に楽しめるお化け屋敷というところだ。
この週は他に
『函館珈琲』
(2002年4月紹介『パコダテ人』を生んだ函館港イルミナシ
オン映画祭のシナリオ部門で、2013年の大賞・函館市長賞を
受賞した作品。未来を夢見る人々の集う貸店舗に入居した新
人作家のお話。5月22日付で題名紹介の『海すずめ』に似て
いるが…。図書館に代る古本屋は審査員の好みかな?)
『クワイ河に虹をかけた男』
(泰緬鉄道建設に関った元日本軍通訳が、タイ国の民間支援
を戦後一貫して独力で続けた姿を描いたドキュメンタリー。
政府がすべき謝罪を個人で続ける姿に頭が下がる。なお中で
紹介の“The Railway Man”は、2014年公開『レイルウェイ
運命の旅路』の原作だ。)
『オーバー・フェンス』
(2010年9月紹介『海炭市叙景』、2014年2月紹介『そこの
みにて光輝く』に続く佐藤泰志原作による映画化の第3弾。
いずれも人生をやりそこなった人々を描いているが、最終章
となる本作が、中では一番未来に希望を持てるようで、少し
心がほっとした。)
『ゴーストバスターズ』“Ghostbusters”
(1984年公開の大ヒット作のリメイク。物語はほぼ同じで、
ゴースト捕獲という異端の研究を続けてきた科学者たちが、
ニューヨークに蔓延るゴーストを駆逐し、街を救うまでが描
かれる。因に本作はシミュレーションによる3Dだが、巻頭
の幽霊屋敷の外観などは予想以上の3D感だった。)
『ジャニス リトル・ガール・ブルー』
“Janis: Little Girl Blue”
(1970年に27歳で死去した女性シンガー、ジャニス・ジョプ
リンの生涯を描いたドキュメンタリー。彼女が一躍注目を浴
びたモントレー・ポップ・フェスティバルの映像からテレビ
出演の映像、さらに妹の証言などでジョプリンの実像が浮き
彫りにされる。)
『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』
(11月に豊洲への移転が決まっている築地市場の内部を1年
を掛けて撮影した最初にして最後の公式ドキュメンタリー。
築地独自の形態とされる仲卸の姿を中心に、その存在の意味
などが語られ、日本の食文化を支えてきた築地の根本が描き
出される。)
『ジェーン』“Jane Got a Gun”
(前々回紹介『セルフ/レス覚醒した記憶』と同じ2011年の
The Black Listで9票を得た脚本の映画化。南北戦争に出征
して別れ別れになった男女。その女性がお尋ね者でギャング
団からも命を狙われる夫を守るために、元の恋人に助けを求
める。ナタリー・ポートマンが脚本にほれ込み、自ら製作・
主演している。)
『アイ・ソー・ザ・ライト』“I Saw the Light”
(米カントリー音楽の歴史において最も重要な人物とされる
ハンク・ウィリアムスの生涯を、2011年5月紹介『マイティ
・ソー』などのトム・ヒデルストン主演で映画化した作品。
ヒデルストンは劇中の全楽曲を自分で歌っている他、エンド
ロールの「ジャンバラヤ」も彼の歌唱になっている。)
を観たが全部は紹介できなかった。申し訳ない。
07月17日(日)
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