ID:47635
On the Production
by 井口健二
[470917hit]

■ザ・ガンマン、鉄の子、アイリス・アプフェル、ディーパンの闘い、新劇場版 頭文字D
ック・オディアール。今回はタミル語を話す俳優たちと通訳
を介しての演出で、新たな世界を繰り広げている。
元々はサム・ペキンパーの『わらの犬』のような構想だった
そうだが、そこに難民問題を織り込むことで物語は大幅に変
化している。その難民は現在のヨーロッパでは重大な社会問
題であり、そこに一石を投じる作品にもなりそうだ。
難民問題に関しては、政府の方針が国際基準を満たしていな
い日本では、なかなかその状況を理解し難いが、大量難民を
受け入れる一方でテロにも遭うヨーロッパの現状をこういう
映画を観て少しでも理解したいものだ。
それにしても日本の観客は、エピローグのこの映像で主人公
らがどこに行ったのか理解できるのかな?
公開は2月12日より、東京は日比谷のTOHOシネマズシャンテ
ほかで全国公開となる。

『新劇場版 頭文字D Legend 3−夢現−』
2005年6月紹介『頭文字D』と同じ原作を映像化する劇場用
アニメーション作品。
漫画家のしげの秀一が1995年から2013年まで発表した原作の
映像化に関しては、テレビのアニメシリーズやその劇場版、
さらにOVAなどで多様に展開されているようだが、本作は
2014年から『新劇場版』として新たに展開されているもの。
ただし前2作『Legend 1−覚醒−』と『Legend 2−闘走−』
は試写の案内が貰えなかった。
ということで今回は『Legend 3−夢現−』が初観賞になった
が、冒頭には前2作のダイジェストが添えられており、その
間の経緯などは理解できるようになっていた。とは言うもの
の、元々が峠のレースバトルを様々なテクニックを駆使して
勝利して行くことが主題の作品だから、その過程を観られな
いのは多少残念には思えたものだ。
でもまあそれらは原作の通りなのだから、読者ファンならそ
れでもOKなのかな。そして本作ではそれらのバトルで注目
を集めるようになった主人公と、赤城最速と言われた男との
究極のレースが描かれる。
監督は『ポケモン』などを手掛ける日高政光の総監督の許、
前作も担当した中智仁が務めている。
またドライヴィングなどのテクニックの監修には現役レース
ドライヴァーが起用され、重量感や物理法則の則った車両の
動きなどが3DCGによって忠実に再現されているそうだ。
さらにエンジン音や走行音なども実際の走行で生収録した音
が使用されている。
という迫力の作品だが、さらに公開時には今月初めの『ボク
ソール★ライドショー』でも紹介した4DXでの上映も行わ
れる。実は本作の4DXによる完成披露試写会が来年1月末
に予定されており、それも観に行くつもりなので、その報告
は改めてしたいと思っている。
公開は2月6日より、全国ロードショーとなる。

この他に今週は
『蜃気楼の舟』
『ふたりの死刑囚』
『別れた女房の恋人』
『牡蠣工場』
『ネコのお葬式』
を観たが全部は紹介できなかった。申し訳ない。

12月20日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る