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On the Production
by 井口健二
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■フォースの覚醒記者会見、これが私の人生設計、白鯨との闘い、オートマタ、ゾンビスクール!、ジェンダー・マリアージュ
公開は2016年3月5日より、東京は新宿ピカデリーほかにて
全国ロードショウとなる。

『ゾンビスクール!』“Cooties”
製作総指揮に『スター・ウォーズ』のヘイデン・クリステン
セン、製作に『パラノーマル・アクティビティ』のスティー
ヴン・シュナイダーと、主演も務めるイライジャ・ウッドが
名を連ねるというゾンビ映画。
主人公は地元の小学校に国語の教師としてやってきた男性。
実は小説家を目指してNYに出たが、夢を諦めて故郷に舞い
戻ったのだ。そんな彼は教員室で昔の恋人とも再会するが、
彼女にはすでに体育教師のマッチョな婚約者がいた。
そしてその日の給食に出たのは地元名産のチキンナゲット。
ところがそれを食べた生徒たちに異変が起きる。突然子供た
ちが凶暴になり、先生たちを襲い始めたのだ。しかもその標
的は校外にも向き始め…。
共演は、2011年4月紹介『スコット・ピルグリムvs.邪悪な
元カレ軍団』などのアリスン・ピル、2011年5月紹介『メタ
ルヘッド』などのレイン・ウィルスン。
そして本作では脚本と製作総指揮も務める『ソウ』シリーズ
などのリー・ワネルと、2011年9月紹介『グリー/ザ・コン
サート』などのイアン・ブレナンらが脇を固めている。
子供が大人を襲うというテーマでは、1976年の『ザ・チャイ
ルド』など著名な作品もあるが、本作はそれを継ぐものにな
れるのかな。取り敢えずPTAが顔をしかめそうな作品には
なっている。
しかも、そこにこのスタッフ・キャストの顔触れが揃ったと
いうのも凄い作品だ。
公開は2016年2月20日より、東京はシネマサンシャイン池袋
ほかにて全国ロードショウとなる。

『ジェンダー・マリアージュ全米を揺るがした同性婚裁判』
                “The Case Against 8”
2005年5月に一度は合法とされたカリフォルニア州の同性婚
だが、同年11月オバマが当選した大統領選挙と一緒に行われ
た住民投票でその禁止法(提案8号)が可決される。その是
非を巡って5年に及んだ裁判を描いたドキュメンタリー。
映画はAmerican Foundation for Equal Rights(AFER)
という団体が訴訟を決めるところから始まる。この団体は当
初よりこの訴訟のために作られたものではあったが、そこに
2人の強力な助っ人が現れる。その2人は弁護士のテッド・
オルスンとデイヴィッド・ボイス。
彼らは2000年に行われたブッシュ対ゴアの大統領選挙に関連
して、その投票の有効性を巡る裁判を両陣営に分れて争って
きた関係者で、特にブッシュ陣営のボイスが今回の弁護団に
入ることは予想されていなかった。
しかし彼らが参画したことで裁判の行方は一気に全米の注目
を浴びることになる。そしてまず原告の選考が開始される。
ここで原告は純粋に同性婚を求める人でなければならず、さ
らに相手から無用な追及を受けないことが重要とされる。
斯くして2組カップル4人の原告が選出され、弁護士と共に
カリフォルニア州最高裁から裁判が開始される。しかしこの
裁判は被告側にあの手この手の画策によって、連邦最高裁ま
で5年に及ぶものになってしまうのだ。
因に映画ファン的には、裁判の被告が当時のカリフォルニア
州知事アーノルド・シュワルツェネッガーだったことは記し
ておきたい。ただしこれは手続き上のもので、シュワルツェ
ネッガー本人は映像には登場しない。
そして映画では、正にドラマティックな展開も含めて裁判の
顛末と、そこに至るまで舞台裏の状況などが克明に描かれて
行く。それは百戦錬磨の弁護士までもが感動を表明するほど
の見事な作品だった。
製作と監督は、2013年11月紹介『愛しのフリーダ』などを手
掛けたライアン・ホワイトと、2006年『不都合な真実』にも
携わったというベン・コトナー。作品は正に裁判の最初から
最後までを克明に綴ったものだ。
日本でも東京の渋谷区や世田谷区で同性パートナーの権利が
登録によって認められる運びとなっているが、本作はさらに
同性を婚姻として認めるというもので、日本とアメリカの意

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12月13日(日)
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