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On the Production
by 井口健二
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■第196回(Star Wars Episode Z,The Amazing Spider-Man 2,The Avengers 2,The Terminator 5,Jurassic Park 4,Maggie,Reawakening)
場が期待されるアーノルド・シュワルツェネッガーにゾンビ
物の計画が発表されている。
 計画は、ジョン・スコット3という脚本家による2011年の
ブラックリストに掲載された“Maggie”と題された脚本を映
画化するもので、コマーシャル出身のヘンリー・ホブスンと
いう監督の起用も発表されている。 物語は、ゾンビが蔓延
する世界を背景に、徐々にゾンビ化する娘を抱えた父親を主
人公にしたものだそうだ。
 因にこの娘の役には、一時クロエ・グレース・モレッツの
配役も発表されていたようだが、その計画は一旦中止され、
それが再始動された今回の計画では、残念ながらスケジュー
ルの都合で彼女の出演は難しいようだ。そのスケジュールで
撮影は今秋の予定となっている。
 ただし、同時に紹介されたシュワルツェネッガーの予定で
は、今年10月にライオンズゲイト製作の“Escape Plan”、
来年1月には前月紹介『エンド・オブ・ウォッチ』などのデ
イヴィッド・エアー監督による“Breacher”という作品も計
画されており、来年春に予定される“The Terminator 5”の
撮影まで前カリフォルニア州知事のスケジュールは超多忙の
ようだ。
        *         *
 最後に、昨年12月に紹介したドキュメンタリー作品『次郎
は鮨の夢を見る』のデイヴィッド・ゲルブ監督の次回作とし
て“Reawakening”というドラマ作品の計画が発表された。
 作品は、2008年に“Shutter”というホラー作品の脚本を
手掛けたギリス・ルーク・ドウスンと、2015年に公開予定の
“The Fantastic Four”の脚本を担当しているジェレミー・
スレイターの脚本に基づくもので、死者の記憶を取り出す研
究をしていた学生たちが、その方法は見つけるものの、それ
は恐ろしい事態を招いてしまう…というもの。
 そしてこの作品に、2011年8月紹介『カウボーイ&エイリ
アン』などのオリヴィア・ワイルド、今年1月紹介『ゼロ・
ダーク・サーティ』に出ていたというマーク・デュプラス、
今年5月紹介『モスダイアリー』などのサラ・ボルジャーの
出演が発表されている。
 物語の中心が学生ということで、正に今が旬という感じの
若手俳優が配役されている作品だが、それにしても鮨名人の
ドキュメンタリーの次がホラー要素もありそうな作品とは、
ゲルブ監督はかなり思い切った作品の飛び込んだものだ。
 製作会社は『ソウ』シリーズから『ハンガーゲーム』まで
飛ぶ鳥を落とす勢いのライオンズゲイトで、公開予定などは
未発表だが、面白い作品が期待できそうだ。

07月01日(月)
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