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On the Production
by 井口健二
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■初めての告白、オブリビオン、アイアン・フィスト、エンド・オブ・Wハウス、G.I.ジョー2、欲望のバージニア、マーヴェリックス、宿命
故。その際の警護担当者だった主人公は、事故から大統領の
一家を守り切ることに失敗した。このため彼は解任され、今
は大統領府から離れてデスクワークに就いている。
そんな折、突如大統領府が襲われる。そして大統領と副大統
領、それに国防長官を拉致した襲撃犯は、日本海に展開して
朝鮮半島ににらみを利かす第七艦隊の撤収を要求するが…。
さらに彼らは全米を恐怖に陥れる作戦も進めていた。
この事態に主人公は、元の警護担当者として大統領府の隅々
まで熟知するスキルを活かして単身で潜入に成功。大統領の
救出と合衆国の国土を守るための活動を開始する。
共演は、2011年3月紹介『世界侵略:ロサンゼルス決戦』な
どのアアロン・エッカート、『オブリビオン』などのモーガ
ン・フリーマン、昨年3月紹介『ブラック&ホワイト』など
のアンジェラ・バセット、『オブリビオン』などのメリッサ
・レオ、『アイアン・フィスト』などのリック・ユーン。
また、2007年5月紹介『ゴースト・ハウス』などのディラン
・マクダーモット、昨年1月紹介『ファミリー・ツリー』に
出演のロバート・フォースター。
さらに2008年『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれた
こと』などのフィンリー・ヤコブセン、前々回紹介『サイレ
ントヒル』などのラダ・ミッチェル、2003年3月紹介『ヤァ
ヤァ・シスターズの聖なる秘密』などのアシュレー・ジャド
らが脇を固めている。
大統領の名前がアッシャーで、字幕では「お前の〈ハウス〉
だ」と強調しているシーンもある。つまり「ハウス・オブ・
アッシャー」。そして原題には“Fall”ともあって、何とな
くエドガー・アランポーの短編小説を思い浮かべたが、本編
の大統領のスペルはAで始まっていてUではなかった。
でもまあちょっとは意識したのかな。
一方、映画の中で発動される〈ケルベロス〉というシステム
は、これが実際にあるかどうかは知らないが、それにしても
この手順はかなり無茶苦茶でまさかという感じはした。そん
なことを気にする人は少ないのだろうが。
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
“G.I. Joe: Retaliation”
2009年に世界興収3億ドルを記録した作品の続編。ただし主
演には新たにドウェイン・ジョンスンが迎えられ、その他の
脇役陣には連続して出演する俳優はいるものの、物語の関連
性も薄くて、本作だけで充分に楽しめるようになっている。
その物語は、朝鮮半島38度線でのG.I.ジョー部隊の活動の
様子から開幕するが…。その直後に中東ではパキスタン首脳
に対する暗殺事件が勃発し、世界情勢が一気に緊迫化するこ
とになる。
しかもその犯行は、G.I.ジョー部隊の仮面の戦士スネーク
アイズの仕業とされ、この事態に米大統領は、全世界に対し
てG.I.ジョー部隊の殲滅を宣言。直ちに実行された作戦で
隊員たちは次々に倒されてしまう。
その一方で米大統領は世界の核保有国に対してサミットを呼
び掛け、その席上で全核兵器の廃棄をを要求するのだが…。
その裏には究極のテロ組織コブラの仕掛ける恐ろしい陰謀が
隠されていた。
実は、前作の最後でホワイトハウスに裏切り者のいることが
示唆されて、本作はその流れを汲んだものになっている。し
かし展開的にはコブラが新たに潜入させたと解釈しても問題
ないものだ。
そして殲滅作戦を生き延びた数人のG.I.ジョーたちが、伝
説の初代G.I.ジョーらの助けも借りて、自らの存続と世界
平和を賭けて大作戦を展開して行く。その中には東京が舞台
になるシーンも登場していた。
前作に引き続いての出演は、昨年4月紹介『君への誓い』な
どのチャニング・テイタム、『スター・ウォーズ』ダース・
モール役で知られるレイ・パーク、今年2月紹介『ヒステリ
ア』などのジョナサン・プライス、それに昨年12月紹介『王
になった男』などのイ・ビョンホン。ビョンホンは、前作が
ハリウッドデビューだった。
また、ジョンスン以外の新登場では、2010年4月紹介『レギ
オン』などのエイドリアン・パリッキ、昨年1月紹介『ドラ
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04月30日(火)
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