ID:47635
On the Production
by 井口健二
[471041hit]
■ブライト・スター、パリより愛…、BEAUTIFUL ISLANDS、書道ガールズ、プリンス・オブ・ペルシャ、トイレット、BECK+製作ニュース
道展での優勝経験も持つが、日々紙に向き合うだけの鍛練に
は疑問も感じ始めている。そんな自身の迷いのせいか他の部
員に辛く当ってしまう部長の態度に、部員の数も徐々に減り
続けている。
そしてその書道部には、主人公が叶わないと思った奔放な書
を書く部員がいたが、少し前に退部しているようだ。
そんな書道部に、産休の顧問の替りとして1人の男性がやっ
てくるところから物語は始まる。ところがその出会いは最悪
の事態に…。そのため互いに意地を張り合う部長と代理顧問
は、事あるごとに対立してしまうことになるが…
ところが、その代理顧問が校庭で行ったパフォーマンスに部
員の1人が感動し、その真似事を始めてしまう。しかし日々
紙に向き合うだけの鍛練が書道と教え込まれている主人公に
はその行動が理解できなかった。
こんな部長と部員たちが、行政をも巻き込んだ書道パフォー
マンスを実現するまでが描かれる。もちろん映画にはフィク
ションの部分も多く含まれるのだろうが、商店街でのデモン
ストレーションなどは実話に基づくエピソードが巧みに融合
されているようだ。
出演は、前々回紹介『シーサイド・モーテル』の成海璃子、
2月紹介『ねこタクシー』の山下リオ、昨年7月紹介『サマ
ー・ウォーズ』でヒロインの声優を務めた桜庭ななみ、舞台
で8代目ピーター・パンを演じている高畑充希、NHK『と
めはねっ!』にも出演の小島藤子。
同様の書道パフォーマンスを描いたNHKのドラマは、書道
の奥深さなども時間を掛けて描いていたが、本作では地方の
過疎化や地場産業の衰弱など、現在の日本が抱えるいろいろ
な問題も背景に置いて、それに立ち向かって行く若者の姿を
爽やかに描いている。
その中にはこのような題材を描く上で欠かせない書道の基本
に立ち返るシーンも在るが、そこはNHKのドラマを観てい
ると判る程度に押さえており、その点での見極めはしっかり
とされていたようだ。
そして本作では、大会に出場した4校のパフォーマンスがそ
れぞれ相応の時間を掛けて写されていて、そのシーンはかな
り見応えのあるものに仕上がっていた。
この大会のシーンには、物語の基となった愛媛県立三島高校
と、埼玉県立松山女子高校、川口高校の書道部がそれぞれ別
の学校名で、主人公たちの対抗馬として登場するが、そのパ
フォーマンスには大画面で観る価値も感じられたものだ。
なお、本作に関しては先にラッシュでの試写も観せて貰った
が、その時は合成や画質調整も未了だったもので、その時と
はかなり印象が変ったことに驚かされた。特に画質の調整が
ここまで有効とは思わなかったもので、その威力を感じた。
それに合成も、ラッシュを観ていなかったらそうとは全く気
付かなかっただろう。それらの出来映えにも感心した。
『プリンス・オブ・ペルシャ:時間の砂』
“Prince of Persia: The Sands of Time”
『パイレーツ・オブ・カリビアン』ではディズニーランドの
人気アトラクションを見事に映画化してみせた映画製作者の
ジェリー・ブラッカイマーが、今度は1989年から続く人気ヴ
ィデオゲームの映画化に挑戦した。
物語の舞台は古代のペルシャ。アジアからヨーロッパに跨が
る広大な領土を持つ帝国は2人の兄弟によって治められてい
た。その兄王には2人の息子がいたが、ある日に立ち寄った
市場で目にした、場内を駆け抜ける孤児の姿が気に入り宮廷
に王子として招き入れる。
それから15年が経ち、成長した3人の王子は互いに協力しな
がら聖地とされる都を攻め落とす。その都は聖地の名に隠れ
て強力な武器を密造し敵方に売り渡していたという疑い持た
れていたのだが…その都には美しい王女がいるだけだった。
しかも、その戦地を訪れた兄王が謀略で命を落とす。そして
血の繋がらない3男に疑いの目が向けられる。そこでその3
男は居合わせた都の王女と共にその場を逃れ、砂漠に逃亡す
るのだが、その都には想像を絶する秘密が隠されていた。
[5]続きを読む
04月18日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る