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On the Production
by 井口健二
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■さんかく、冷たい雨に撃て、シュアリー・サムデイ、ザ・エッグ、ソフトボーイ、矢島美容室、鉄男+製作ニュース
「ファベルジェの卵」。しかしその金庫には、指紋・声紋の
生体認証からモーションセンサーまで、最強のセキュリティ
が仕込まれている。
一方、NYPDの刑事が何度逮捕しても裁判で無罪になって
しまうフリーマン扮する宝石泥棒を執拗に追い掛けており、
さらにFBIは宝飾店にマネーロンダリングの疑いを持って
捜査を続けている。そんな2重3重の物語が入り組んだ作品
でもある。
ただまあ、主人公がフリーマン扮する泥棒側なもので、結論
がすっきり勧善懲悪という訳には行かず。その辺が、多少古
い価値観を持つ自分のような人間にはちょっと引っ掛かる感
じもしてしまう作品ではあった。
でもまあ、最近はこんな作品も受け入れられてしまう風潮な
のだろう。ただし僕自身は別の展開も予想していたので、結
末は意外というか、ちょっとはぐらかされてしまったような
感じもしてしまったものだが…。
共演は、『サロゲート』などのラダ・ミッチェルと、1997年
『ジャッキー・ブラウン』でオスカー候補になったロバート
・フォースター。他に、クロアチア出身で『ザ・フォッグ』
などのラデ・シェルベッジア、ルーマニア出身で『レイヤー
ケーキ』などのマーセル・ユーレスらが登場している。
それから挿入曲にt.A.T.u.の‘Not Gonna Get Us’が使われ
ていて、騒々しいその楽曲が懐かしくもあった。

『ソフトボーイ』
県内に対抗するチームがなければ即県代表=全国大会に出場
=ヒーローになれると考えた男子高校生が、無理矢理部員を
集めて県内唯一の男子ソフトボール部を創部してしまうとい
う実話に基づくとされる作品。
如何にも今時の高校生にありそうな…という感じだが、物語
は実際に家庭科専科で生徒の9割が女子という佐賀県立牛津
高等学校で起きたお話とのことだ。それで今回の映画化に当
っても牛津高校の生徒がエキストラ出演するなど全面協力で
撮影が行われている。
大体、工業や農業、商業の専科の高校は知っていたが、家庭
科専科の高校が実在するとは知らなかった。でも、佐賀県公
立高校の公式サイトの下に牛津高校のホームページも開かれ
ていたから実際にあるようだ。
そんな高校で、多少落ちこぼれ気味の生徒たちが全国大会出
場でヒーローになることを夢見て活動を開始すある。しかし
現実はそんなに甘くはない訳で…。どこまでが本物の実話に
基づくかは判らないが、取り敢えずはあまり嫌みでない青春
ドラマが描かれていた。
出演は『フレフレ少女』などの永山絢斗、『ぼくたちと駐在
さんの700日戦争』などの賀来賢人。他に『テニスの王子
様』出身の加治将樹、『山形スクリーム』などの波瑠。また
顧問役で『デトロイト・メタル・シティ』などの大倉孝二ら
が共演している。
さらに、いしのようこ、はなわ、山口紗弥加。そしてゲスト
として北京オリンピックのソフトボール日本代表で金メダル
を獲得した上野由岐子らが登場する。
監督は、PFF出身でBS−iのテレビドラマや映画『怪談
新耳袋』、それに2006年12月紹介『ユメ十夜』の一篇などを
手掛けた豊島圭介。脚本は2006年1月紹介『ルート225』
や2008年1月紹介『奈緒子』などの林民夫。
脚本家の前作と同じスポ根ものとも言えるが、その割りには
あまり努力している様子が観えなくて、でも最近の映画はこ
んな風なのが多いから、これが時代の要求なのかな。
因に、牛津高校の公式サイトによると、男子ソフトボール部
は現在でも佐賀県唯一のチームとして継続しているようで、
九州高校総体3位という記録も見たが全国大会では未勝利。
後輩たちは全国大会1勝を目指して頑張っているそうだ。

『矢島美容室−THE MOVIE−夢をつかまネバダ』
フジテレビ系のヴァラエティ番組『とんねるずのみなさんの
おかげでした』から誕生した音楽ユニット「矢島美容室」を
題材にした作品。ユニットの設定をそのまま使って、その誕
生までの前日譚が描かれる。
アメリカはネヴァダ州の片田舎、そこの住宅地の外れに建つ

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03月28日(日)
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