ID:47635
On the Production
by 井口健二
[471077hit]
■第171回
次の話題は、今年もこの時期になりましたということで、
アカデミー賞長編アニメーション部門の予備候補の発表を紹
介しておこう。
この予備候補発表では、その本数が最終候補の数に影響す
ることでも注目されるものだが、今年の本数は14本。これは
15本以下ということで、最終候補の数は3となるようだ。
そして発表された14本は、“Bolt”“Delgo”“Dr.Seuss'
Horton Hears a Who”“Dragon Hunters”“Fly Me to the
Moon”“Igor”“Kung Fu Panda”“Madagascar: Escape 2
Africa”“$9.99”“The Sky Crawlers”“Sword of the
Stranger”“The Tale of Despereaux”“Wall-E”“Waltz
With Bashir”となっている。
日本の作品もあるし、すでに日本公開された作品もあり、
このサイトの製作ニュースで紹介した作品もちらほらあると
いう状況で、この中から3本が選ばれる訳だが、Variety紙
の記事では“Wall-E”“Dr.Seuss”“Madagascar”が有力と
考えられていたようだ。ただし、この3本はそれぞれ製作会
社の異なる作品が選ばれているもので、ドリームワークスな
ら“Panda”はどうなのとか、ディズニーの他の作品など、
まだまだ曲折はありそうだ。
なお最終候補は、他の各部門の候補と共に来年1月22日に
発表される。
それにしても今年は、他に7月に全米公開された“Space
Chimps”や、8月公開の“Star Wars: The Clone Wars”も
劇場作品のはずだが、これらは無視されてしまったようだ。
何かの思惑でも働いたのだろうか。
* *
ここからは続報をいくつか紹介しよう。
まずは、マーヴェル・スタジオから、2011年5月6日公開
予定の“The First Avenger: Captain America”の監督に、
元はILMの特撮マンで、『ミクロ・キッズ』や『オーシャ
ン・オブ・ファイヤー』などのジョー・ジョンストン監督の
起用が発表された。
この計画については、2006年5月15日付第111回でも紹介
したものだが、その後の今年5月15日付第159回の情報では
『インクレディブル・ハルク』のザック・ペンが脚色を担当
することにもなっていた。ただ、『ハルク』の成績はちょっ
と期待通りではなかった面もある訳で、予定公開日までには
まだ多少の余裕がある本作の製作が、これからどのように進
展するかにも注目が集まる。
一方、マーヴェル作品では、2011年には“The Avengers”
の公開も予定されていて、Captain Americaはその両方に出
演することになっており、その現実の姿であるスティーヴ・
ロジャースの配役にも注目が集まって来る。スター俳優の起
用が多いマーヴェル作品ということで、『ダーク・ナイト』
の2フェイス=アーロン・エッカートの名前も挙がっている
ようだが、さてどうなりますか。
因にジョンストン監督は、その前にユニヴァーサル製作の
“The Wolf Man”の映画化が発表されているが、アンソニー
・ホプキンス、ベニチオ・デル=トロ、ウーゴ・ウィーヴィ
ング共演によるこの作品は、すでに撮影を完了して、2009年
4月3日の全米公開を目指してポストプロダクションに入っ
ているようだ。
* *
お次は、これも2006年5月15日付第111回で紹介していた
ワーナーが進めている“Clash of the Titans”のリメイク
について、主人公ペルセウス役に“Terminator Salvation”
にも出演のサム・ワーシントンの起用が発表されている。
この計画では、以前に紹介したトラヴィス・ビーチャムの
オリジナル脚本から、『レイダース/失われた聖櫃』などの
ローレンス・カスダンが新たな脚本を執筆、『トランスポー
ター』シリーズのルイ・レテリエが監督するものだが、レイ
・ハリーハウゼンがダイナメーションで映像化したギリシャ
神話の怪物たちを、今回は『300』と同様のCGI技術を
駆使して映像化を目指している。
そしてその主演に発表されたワーシントンは、ジェームズ
・キャメロンが“Avatar”に起用して、“Terminator…”の
[5]続きを読む
11月15日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る