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On the Production
by 井口健二
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■第126回
は同作の製作元でもあるディメンション・フィルムスから、
同じくロベルト・ロドリゲス製作による新たなコミックスの
映画化の計画が発表されている。
 映画化が計画されているのは、マイクル・オーレッド原作
の“Madman”という作品で、内容は、『フランケンシュタイ
ン』の現代版とも言えるもの。交通事故で死亡した男性が、
エキセントリックな医者の手で甦り、フランク・アインシュ
タインと名付けられたスーパーヒーローとして活躍するとい
う物語だそうだ。
 しかし主人公の顔には、その医者にも消せない傷跡が残っ
ているという設定で、その傷跡を隠すためにコスチュームが
着用される。さらに主人公には、再生手術の際にいろいろな
知覚能力や運動能力も強化されているというお話のようだ。
因にこの原作は、現在は“Madman Atomimic Comics”という
シリーズ名でイメージコミックスというところから発表され
ている。
 そして計画は、この原作をロドリゲスの盟友ジョージ・ホ
アンの監督で実写映画化するというもので、脚本はオーレッ
ドとホアンが共同で執筆し、撮影はテキサスのトラブルメー
カースタジオで、『シン・シティ』と同じシステムを使って
行われるということだ。
 なお、1994年に“Swimming With Sharks”(ザ・プロデュ
ーサー)という作品を手掛けているホアン監督は、『エル・
マリアッチ』の当時からのロドリゲスの友人ということで、
『スパイキッズ3D』ではクリエイティヴ・コンサルタント
でクレジットされている。また原作者のオーレッドは、4月
6日の全米公開予定で製作中のロドリゲス+クェンティン・
タランティーノ監督による2本立て映画“Grindhouse”で、
ロドリゲス監督パートの“Planet Terror”に小道具のクリ
エーターとして参加しているそうだ。
 因に“Grindhouse”は、ロドリゲス監督のパートは撮影完
了で、現在はタランティーノ監督パートの“Death Proof”
が1月中の完了を目指して撮影中とされていた。
        *         *
 注目されている割りに、ブラジル以外は情報の少ない南米
からの話題で、アルゼンチン初のスーパーヒーロー映画と紹
介されている“Zenitram, un argentino que vuela”(英語
訳は、Zenitram, an Argentine Who Fliesとなるようだ)と
いう作品が、ルイス・バローネ監督により製作費460万ドル
で実現されることになった。
 この作品は、近未来の崩壊しかけた首都ブエノスアイレス
を舞台に、貧しい男が、新たなスーパーパワーを身に付ける
ため奮闘するというもので、ブラックコメディとも紹介され
ていた。原作は、元プロサッカー選手から作家に転身したと
いうジョアン・サスチュリアンの短編小説で、原作者自らが
監督と共に脚色している。
 出演は、主人公のZenitramをジョアン・ミヌジンが演じる
他、『アラモ』や『バッド・ボーイズ2』に出演のジョーデ
ィ・モラ、『トラフィック』に出演のスティーヴン・バウア
らが共演。製作にはスペインやブラジルの会社が参画し、上
記の製作費は、通常の同国の映画の3倍だそうだ。
 なお、ヨーロッパの配給権は、ディズニー関連のブエナ・
ヴィスタ・インターナショナルが契約していて、2008年の公
開が予定されている。日本も配給して欲しいものだ。
        *         *
 お次はフランスの話題で、同国で一昨年に35万部を売り切
ったとされるベストセラーで、英語題名を“Possibility of
an Island”という小説が、原作者のミシェル・ウーレベー
クの監督デビュー作として、4月撮影開始で映画化されるこ
とになった。
 この作品は、未来もので、男と彼のクローン巡るお話とし
か紹介記事にはなかったが、これだけの情報では、題名のよ
く似た一昨年夏の作品を思い出してしまうところだ。ただし
原作は文学賞も受賞しているということで、内容的には違っ
ているものなのだろう。
 製作は、フランス、ベルギー、スペイン、ドイツの共同で

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01月01日(月)
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