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On the Production
by 井口健二
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■東京国際映画祭2006コンペティションその2
でも今回一番意外だったのは、やはりグランプリの受賞作
『OSS117 カイロ、スパイの巣窟』だろう。もらった
本人が一番驚いていたという話も伝わっているが、確かに国
際映画祭でコメディがグランプリというのはあまり聞かない
ことだ。ただし作品としては、悪いものではないし、コメデ
ィを受賞作に選ぶのも、それなりに勇気のある選択ではある
から、その意味で、この選出は素直に称えたい。
ただし僕は、そのコメディを外して『ロケット』を選びた
かった。これは多分に自分の好みの問題もあると思うが、普
段スポーツチームの応援などもしていると、この作品に描か
れているチームの様子などは、応援しているチームの姿とも
重なっていとおしく感じられたものだ。したがって、この作
品からの主演男優賞の選出は嬉しかった。
審査員特別賞に関しては、作品紹介にも書いたように、こ
の作品の内容には納得していない。確かにこの作品も社会問
題を扱ってはいるが、これに比べたら『グラフィティー』の
ほうがその意味は強かったと思える。
芸術貢献賞に関しては、この作品を見ていないので何とも
言えないが、コンペティション作品以外から選ばれるのは、
やはり奇異に感じられた。
11月09日(木)
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