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On the Production
by 井口健二
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■第119回
ク・ゴールドは、「今やラス・ヴェガスには世界中の有名シ
ェフたちが顔を揃えている。だから、ここを舞台にリメイク
しない手はない」とのことで、殺されるシェフには西洋料理
は基より、寿司職人なども含まれることになるようだ。
 脚本は、“Family Guy”などテレビではヴェテランのデイ
ヴィッド・A・ゴールドマンが起用されている。また、物語
はオリヴァ・プラット扮するグルメ評論家がラス・ヴェガス
を訪れるという展開で進められることになるようだ。
 なおリメイクのタイトルは、少し縮めて“Who is Killing
the Great Chefs?”となる。
        *         *
 『THE JUON/呪怨』の続編“The Grudge 2”の全
米公開が10月13日金曜日に予定されているサラ・ミッシェル
・ゲラーが、またまたアジアンホラーのハリウッドリメイク
で、2002年に公開された韓国映画『純愛中毒』に基づく作品
に主演することが発表された。
 オリジナルは、『猟奇的な彼女』などのクァク・ジョヨン
脚本、イ・ビョンホンの主演によるものだが、欧米向けには
“Addicted”の題名で紹介されているようで、今回のリメイ
クもその題名で行われる。ただし物語は、中心的なアイデア
だけを利用して独自に構築したものになるそうで、新たにマ
イクル・ペトローニという脚本家の名前も発表された。
 監督は、スウェーデン映画“The Invisible”を手掛けた
ジョエル・バーグヴァルとサイモン・サンドクィスト。製作
は、『THE JUON』『ザ・リング』を手掛けたヴァー
ティゴが担当する。
 因に、オリジナル版のファンサイトを覗いていたら、邦題
のことが問題にされていた。確かに変な邦題だが、実は今回
のVarietyの記事によると、オリジナルの題名は“Jungdok”
と表記されていて、これは恐らく漢字表記は『中毒』となる
ものだ。また英題名の“Addicted”というのは依存症の意味
で、つまり中毒といっても食中毒や薬中毒ではないというこ
とになる。そこでオリジナルの題名をもう一度見てみると、
何となく邦題の付いた訳も判る感じのものだ。意味不明の邦
題だが、付けた本人は案外◎という感じかもしれない。
 なおゲラーは、“The Grudge 2”に続いて“The Return”
というスリラー作品も11月に公開される。また“The Girl's
Guide to Hunting and Fishing”というノンフィクション
に基づくコメディ作品が撮影完了したところだそうだ。
        *         *
 2004年9月15日付第71回で紹介したジョン・ウー監督によ
る歴史大作“The Battle of Red Cliff”(以前の紹介では
“The War of the Red Cliff”だった)の製作が正式に契約
され、主演のチョウ・ユンファに加えて、日本から渡辺謙、
香港からトニー・レオン、台湾からはスーパーモデルのリン
・チーリンらが参加。汎アジア的陣容で撮影が行われること
が発表された。
 物語は、以前の紹介では不明瞭だったが、今回の記事では
明確に『三国志』に基づくとされており、西暦208年の漢王
朝の終焉から、「赤壁の戦い」によって魏、呉、蜀の三国が
成立するまでが描かれる。因に、この「赤壁の戦い」では、
歴史家によると100万の兵士が戦ったとされるが、ウー監督
は、このシーンの撮影には6つの撮影班を投入して、多面的
な戦いを一気に撮影する計画を立てているということだ。
 脚本は、『グリーン・ディスティニー』のワン・ホエリン
が担当。撮影開始は来年3月の予定だが、セットの建設はす
でに開始されているとのことだ。公開は2008年の北京オリン
ピックに合わせるとされている。
 また製作費は、以前の報告からさらに上がって5000万ドル
が計上されており、その内の70%をウーの盟友テレンス・チ
ャン主宰のライオンロックが支出、残りも中国の出資者から
提供されることになっている。
 なお『三国志』の映画化では、1989年に北京電影製片厰の
製作による作品が1990年に日本公開もされているものだが、
今回は欧米での公開も視野に入れた製作となるもので、最新

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09月15日(金)
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