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On the Production
by 井口健二
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■第118回
までという異様な長丁場が発表されている。この半年にも及
ぶ撮影期間の意味は、主人公以外の出演者がやせ衰えて行く
姿を描くなどの理由は考えられるが、それにしても最近のハ
リウッド映画では珍しいこととされている。
ということで、主人公とともに活動する生き残りの一人を
演じるとされているデップの出番は、カメオということなら
この期間の中のどこかでということになるのだろうが、これ
は実際に行われるまでちょっと(?)となりそうだ。
もう一つデップ関係で、来年5月に公開される『パイレー
ツ・オブ・カリビアン』の第3作の題名が、“The Pirates
of the Caribbean: At Worlds End”に決まったようだ。こ
の副題では当初から“At World's End”というのが噂されて
いたものだが、最終的に「'」が取れて決まったということ
だ。といってもこの「'」、付いていれば「世界の果て」と
いう意味になるが、取れると「世界の終わり」の意味にもな
りそうで、お話の内容がそのどちらなのか、ちょっと気にな
るところだ。
* *
次も続報で、今年1月1日付第102回で紹介したイアン・
ソフトリー監督によるファミリーファンタジー“Inkheart”
の計画が進み始めている。
物語は、以前にも紹介したように、小説の文章を読み上げ
ることでその登場人物を実在化させてしまう能力を持つ父親
と、その娘を巡るもので、ある日その父親が誤って実在化さ
せてしまった悪人に誘拐され、娘が現実の友人と物語の中の
友人たちの助けを借りて、父親の救出に向かうというもの。
そして、その父親役に『ハムナプトラ』ブレンダン・フレ
ーザーが発表され、さらにダストフィンガーという名前の登
場人物(fire-eaterと紹介されていた)が、『ダヴィンチ・
コード』のポール・ベタニーにオファーされているというこ
とだ。
さらに主人公の少女役には、9月9日からイギリスでオー
ディションを行うと発表されている。製作のニューラインで
は、今月撮影開始の“The Golden Compass”でも大掛かりな
オーディションを行ったばかりだが、またやるようだ。因に
原作は、ドイツ人作家のコーネリア・ファンケが発表したも
ので、昨年の秋には第2作の“Inkspell”が発表され、来年
第3作の“Inkdawn”が発表予定とのこと。こちらも3部作
になるようだ。
一方、“The Golden Compass”の撮影は、クリス・ウェイ
ツ監督の許で9月4日に撮影開始されるが、こちらもオーデ
ィションで選ばれた主演のダラス・ブルー・リチャーズを囲
んで、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、エヴァ
・グリーンらの出演が発表されている。なお新007のクレ
イグが演じるのは、主人公ライラの叔父の役で、この役柄は
原作では3部作の全てに登場するようだ。また、クレイグと
グリーンは“Casino Royale”に続いての共演ということで
も話題になっている。因にこの役は、当初ポール・ベタニー
にもオファーされていたようだ。
“The Golden Compass”の公開は、2007年12月に予定され
ている。
* *
以下は、短くニュースを纏めて行こう。
『シカゴ』では味わいのある歌声を披露したジョン・C・
ライリー主演で、架空のミュージシャンの伝記映画の計画が
ソニーで進められている。
この作品は、“Walk Hard”と題されているもので、これ
は説明するまでもなく今年のオスカーを賑わせた“Walk the
Line”からのインスパイアだが、直接のパロディというわ
けではなく、最近次々に発表される音楽伝記映画の全体を網
羅したコメディということだ。脚本監督は、ベン・スティラ
ーと共に『オレンジカウンティ』などの作品を発表している
ジェイク・カスダン。物語的には、浮き沈みの激しい芸能界
を生き抜く一人のミュージシャンの生涯を描くということだ
が、ライリーは劇中で歌はもちろんハーモニカの演奏も披露
するということだ。
なおライリーは、ウィル・フェレルと共演の“Talladega
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09月01日(金)
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