ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460335hit]

■第116回
クの未完成のまま失われた処女作の撮影を巡る物語。物語で
は、監督は映画のスタッフとの間で三角関係となっており、
その内に映画の主演俳優が殺され、映画の編集者が現場にい
た監督の姿を目撃してしまうというもの。この監督役を、ト
ニー賞受賞俳優のダン・フォグラーが演じ、ユアン・マクレ
ガー、ジェフリー・ラッシュが共演することになっている。
 因に、ヒッチコックの初期作品では、イギリス時代の1932
年に“Number Seventeen”という作品があり、また生涯連れ
添った夫人は、元編集者だったものだ。つまり、微妙に現実
と絡み合う話にもなりそうだが、どこまでが真実かというと
ころも面白そうだ。この作品の脚本と監督はチェイス・パル
マーという人が手掛けている。
 製作は、ユニオンスクエアー・エンターテインメントとい
うプロダクションが資金調達している。また、フォグラーは
“Fanboys”“Schook for Scoundrels”“Balls of Fury”
“Good Luck Chuck”などの映画にも出演しているようだ。
        *         *
 メル・ギブスン主宰のイコンプロダクションから、リバ・
ブレイ原作によるヴィクトリア王朝時代のイギリスを舞台に
した3部作の映画化権を獲得したことが発表された。
 物語の全体は、4人の反抗的な10代の子供を主人公に、彼
らが神秘的な世界と交流し、徐々に力をつけて行くというも
の。そして第1作は“A Great and Terrible Beauty”と題
されており、インドの自由な精神を獲得したゲマ・ドイルと
いう少女が母親の死を目撃し、その死を取り巻く陰謀を解き
明かして行くうちに、魔法とペテンの世界に踏み込んで行く
というお話のようだ。
 なお紹介記事ではファンタシーだとは記載されておらず、
魔法というのが、どのくらい超自然的なものかはよく判らな
いが、この作品と続編の“Rebel Angels”は、ニューヨーク
タイムズのベストセラーリストにも掲載されているそうだ。
また第3作は来年出版予定とされている。
 そしてこの3部作の映画化は、テレビ出身で“Gulliver's
Travel”などを手掛け、劇場版の“Lassie”の全米公開が
9月1日に予定されているチャールス・スターリッジが企画
をイコンに持ち込んだもので、スターリッジは3部作の全体
の製作を務めると共に、第1作の脚色と監督も手掛けること
になっている。
 配給会社は未定のようだが、イコンの製作ならそれなりの
規模での製作は行われることになるはずで、映画化には期待
が持てそうだ。
        *         *
 後半は、続報をまとめて紹介しておこう。
 まずは前々回に報告した『バットマン・ビギンズ』の続編
(“The Dark Knight”という題名になるようだ)のキャス
ティングに関して、ジョーカー役にはヒース・レジャーの配
役が公式に発表された。前の報告で挙げた3人はいずれも外
れてしまったものだが、どちらかというと顎の張った俳優に
なった訳で、ウィリアムスは残念だったというところかもし
れない。いずれにしても今回のシリーズでは、若手の俳優が
優先されているというところはあるようだ。
 またこの他に、続編にはペンギンも登場するという情報も
あり、この役には『カポーティ』でオスカーを受賞したフィ
リップ・シーモア・ホフマンが候補になっているようだ。さ
らに、後にトゥー・フェイスとなるハーヴェイ・デントも登
場の噂があって、こちらにはライアン・フィリップ、若しく
はレイヴ・シュライバーの名前が挙がっている。なお、デン
トは、続編ではデントのままで、第3作でトゥー・フェイス
になる予定だそうだ。
 因に、前のシリーズでペンギンは、1992年公開の“Batman
Returns”にキャットウーマンと共に登場したもので、その
ときはダニー・デヴィートが演じていた。また、ハーヴェイ
・デントは1989年の第1作“Batman”に登場してこのときは
ビリー・ディー・ウィリアムスが演じていたが、1995年公開
の“Batman Forever”でトゥー・フェイスになったときには

[5]続きを読む

08月01日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る