ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460337hit]

■第114回
うだ。因に、スーパーヒーローを生み出す従兄弟同士は少年
たちということで、ローザはその役ではないようだが、彼女
が強力に希望しているということは、それだけ魅力的なキャ
ラクターなのだろう。ポートマン以外のキャスティングも順
次進められているということだが、とりあえず俳優の名前が
出たことで、製作状況はプレ−プレ・プロダクションから、
プレ・プロダクションに昇格したとも書かれていた。
 現在の状況は、長過ぎる脚本をカットする作業が続けられ
ているということだが、それと並行して、映画化では描かれ
たコミックスのキャラクターがアニメーションで登場するシ
ーンもあるようで、そのためのアニメーションスタジオとの
技術の検討も開始されているということだ。
 コミックスヒーローの映画化がブームになっている中で、
そのルーツを探る作品というのも面白そうだ。
 なお、ポートマンの出演作品では、2005年5月15日付第87
回で紹介した“Mr.Magorium's Wonder Emporium”の撮影が
すでに完了。続いてウォン・カー・ワイ監督で今夏撮影予定
の“My Blueberry Nights”に出演が予定されている。また
BBCフィルムス製作の“The Other Boleyn Girl”という
コスチュームプレイに、エリック・バナと共演する予定も発
表されており、『スター・ウォーズ』が終ってますます忙し
くなっているようだ。
        *         *
 冬のアラスカを舞台に、白夜とは逆に30日間太陽が昇らず
夜が続く町をヴァンパイアが襲うという物語が、ジョッシュ
・ハートネットの主演で映画化される。
 この作品は、スティーヴ・ナイルズ、テッド・アダムス、
ベン・テムプルスミスの3人が2002年に発表した“30 Days
of Night”と題されたグラフィックノヴェルを映画化するも
ので、ハートネットが演じるのはアラスカ州の合衆国最北の
町バーロウで、夫妻で保安官の職を務めている夫。しかし、
真冬の30日間に亙って太陽が昇らないこの町を、ヴァンパイ
アが襲う。この事態に保安官夫妻は、自分たちを助けるか、
危険を冒して4500人の住民を救うかの二者択一の選択を迫ら
れることになるというお話だ。
 ヴァンパイアが太陽光線を嫌うというのは、古来から伝統
的な設定だが、この作品はその設定を逆手にとって、30日も
の間、ヴァンパイアが自由に活動できる場所を舞台にしてし
まったというもの。普通の吸血鬼ものなら1夜を頑張り通せ
ば何とかなるが、24時間30日では、ちょっとどころでなく大
変になりそうだ。題名のNightが単数なのが洒落ている。
 そしてこの物語を、『コラテラル』『パイレーツ・オブ・
カリビアン』の第1作を手掛けたスチュアート・ビーティが
脚色し、さらに“Hard Candy”というインターネットを背景
にしたサスペンスドラマが話題になっているデヴィッド・ス
レイド監督と、脚本家のブライアン・ネルソンのコンビが、
リライトと監督することになっている。製作は、サム・ライ
ミとロバート・ターペット。彼らが主宰するゴースト・ハウ
スの作品で、アメリカ配給はソニーが担当する。
        *         *
 2002年公開の『8Mile』では、自伝的な作品にそこそこの
演技を見せてくれたラッパーのエミネムが、今度は何とバウ
ンティ・ハンター役に挑戦する計画が発表された。作品の題
名は“Have Gun, Will Travel”で、実は2003年2月15日付
第33回で一度紹介したテレビシリーズ『西部のパラディン』
の映画版の計画が再燃してきたものだが、今回の計画では、
物語が現代化されるということだ。
 オリジナルは1957年に放送開始された毎回30分のシリーズ
で、アメリカはCBS、日本ではNHKで放送されている。
そしてオリジナルの物語は、1870年代を背景に、元陸軍士官
で南北戦争でも活躍したという男が西部の流れ者となり、普
段はサンフランシスコのホテルで優雅な生活をしているが、
依頼を受けると黒ずくめの衣裳に身を包み、雇われガンマン
として事件の解決に赴くというもの。以前の計画では『トー

[5]続きを読む

07月01日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る