ID:47635
On the Production
by 井口健二
[471176hit]
■第102回
・カウでは、“Proximity Effect”という作品をスティーヴ
ン・サマーズの製作でユニヴァーサルで進めてる他、TWC
製作で、ダニー&オキサイド・パン兄弟の監督起用が発表さ
れている“The Darkness”といった企画も発表されており、
さらに『MiB』以来のソニーとの関係も保たれているよう
だ。一方、リレイティヴィティ・メディアは最近ワーナーと
共同出資の契約を結んだところで、配給会社は大体この中か
ら決まりそうだ。
* *
お次は“What Women Want”(ハート・オブ・ウーマン)
などのナンシー・メイヤーズ脚本、監督によるロマンティッ
ク・コメディで、“Holiday”というソニー作品に、ジュー
ド・ロウ、キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット
とジャック・ブラックの共演が発表されている。
この作品は、失恋の回復のため休暇を取ってロンドンを訪
れたアメリカ女性(ディアス)が、やはりどん底にいるイギ
リス女性(ウィンスレット)と友情を交わし、そこにロウと
ブラックが絡む男女4人の恋物語ということだ。因に、ロウ
はディアスのlove interestと紹介されており、そうなると
ウィンスレットの相手役がブラックなのだろうか。撮影は、
2006年の早い時期にロンドンとロサンゼルスで行われること
になっている。
なおメイヤーズは、2003年に『恋愛適齢期』を脚本、監督
した際にソニーとの間で優先契約を結んだということで、今
回の作品はその契約に従ったものだそうだ。
またロウは、TWC製作で『コールド・マウンテン』のア
ンソニー・ミンゲラ監督による“Breaking and Entering”
が次の公開作品で、さらにウィンスレット、ショーン・ペン
と共演したスティーヴ・ザイリアン監督によるリメイク版の
“All the King's Men”の公開が2006年の後半に予定されて
いる。それにしても、ロウ主演でロンドンを舞台にした男女
4人の物語は、つい最近もソニーであったように思うが…
* *
2001年にケヴィン・スペイシー主演で映画化されたちょっ
と不思議な感覚のファンタシー作品“K-PAX”(光の旅人)
などで知られるイアン・ソフトリーの監督で、“Inkheart”
という計画がニューラインから発表されている。
この作品は、ファミリー・ファンタシーという紹介がされ
ていたが、ドイツ人の作家コーネリア・ファンケの原作を映
画化するもので、原作はNYタイムズのベストセラーリスト
の児童書部門に19週に亙ってランクインしたものだそうだ。
お話は、本の登場人物を声に出して読み上げることで現実
世界に呼び出すことのできる能力を持った父親と、その娘を
主人公として、父親がうっかり呼び出してしまった犯罪者の
一味によって誘拐され、娘は現実世界とイマジナリーの両方
の友だちの協力を得て父親の救出に向かわなくてはならなく
なるという展開。そしてこの脚色を、劇作家のデイヴィッド
・リンゼイ=アベアリが手掛けて、その映画化が行われると
いうものだ。
児童書の映画化で、少女が主人公、さらにイマジナリーの
キャラクターも登場するというかなりファンタスティックな
作品になりそうだが、1997年の『鳩の翼』などの作品でも知
られるソフトリー監督がどのように仕上げるかも興味深い。
因にソフトリーは、「想像力という偉大な力を中心に描いた
もので、その点に共感した。いろいろな全く異種のキャラク
ターたちが協力して、ファミリーを作り上げて行く点にも面
白さがある」と意欲を語っているそうだ。
2006年の春〜初夏の撮影開始で、2007年の復活祭シーズン
(3月)の公開が予定されている。
* *
“Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events”
(レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語)のブラッド
・シルバーリング監督が、2006年には3作品を監督する計画
が発表されている。因に、1人で年間3本の監督をするのは
最近では珍しいことだが、シルバーリングは『レモニー…』
[5]続きを読む
01月01日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る