ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■サウンド・オブ・サンダー、マクダル/パイナップルパン王子、アメノナカノ青空
だなと感じさせはするもののほとんど泣きの要素は見せてこ
ない。                        
実は、試写会には最終試写にぎりぎりで行ったのだが、その
際に、事前に紹介されていた物語は、最初に書いた1行以外
はほとんど忘れていた。それで見ていると、この映画は、泣
かせるタイミングなどが実に巧みに作られていると思える作
品だった。                      
以下ネタバレがあります。     
ところが、映画を見終ってからプレスブックのストーリーを
読むと、映画では隠されている部分が前提として掲載されて
いて、ちょっと驚かされた。確かに青年を演じた俳優で売る
にはそれも仕方ないのだが…              
僕自身、泣け泣けと責め立てられるような作品は好きではな
いし、そういう映画は敬遠することが多いが、このプレスに
書かれたストーリーではそうなってしまう。実は、自分が最
初のうちに見に行かなかった理由はこれだったかも知れない
と思ったものだ。               
多分、観客は韓流俳優が目当てなのだろうし、それで売れれ
ばそれも結構だと思う。しかし、上記のことを忘れて見られ
ると、見終ってカタルシスのようなものも感じられるし、そ
の意味では優れた作品だとも感じたものだが。      

11月30日(水)
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