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On the Production
by 井口健二
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■第99回
しているもので、この組み合わせならホラーとしてもそれな
りのものが期待できそうだ。それに製作を、アクション専門
のエメット/ファーラが担当しているのも期待を持たせると
ころで、間違っても『ドーン・オブ・ザ・デッド』にはなっ
て欲しくないものだ。
* *
お次は、『マダガスカル』が好調のドリームワークス・ア
ニメーションから、またまた動物を主人公にしたCGIアニ
メーションの計画が発表されている。
今回の作品は“Kung Fu Panda”と題されているもので、
お話の舞台は、いろいろな動物たちが集まって暮らす平和な
谷間。ところがある日、その谷間の出入り口に強力な敵が現
れ、谷間の住人たちはその敵と戦うヒーローの登場を待ちわ
びることとなる。
そして主人公は、その谷間に住む動物たちの中でも一番怠
け者と思われているポーという名前のジャイアントパンダ。
彼は何となく武道大会に参加するのだが、彼が何気なく繰り
出す技はそれを見つめる師範たちに目を見張らせるものばか
り。このため彼には「選ばれし者」の称号が与えられること
になるのだが…
あのジャイアントパンダが空手とは…という感じのお話だ
が、さらにこの声をジャック・ブラックが演じているという
から、まあお似合いというか、これは面白いことになりそう
だ。そしてこの作品の声の出演者には、この他にもオールス
ターキャストが発表されている。
その顔ぶれは、ダスティン・ホフマン、ジャッキー・チェ
ン、ルーシー・リュー、イアン・マクシェーン。この内、ホ
フマンはシフという名の伝説のカンフーマスター、チェンは
猿の師範、リューは毒蛇の師範の役ということで、彼らがパ
ンダを闘士に仕立てることになるようだ。またマクシェーン
はタイ・ランという名の敵役の雪ヒョウとされている。
ホフマンは、今春公開の『レーシング・ストライプス』で
もシマウマを競争馬に訓練するポニーの声を宛てていたが、
この手の役をやらせると、正しくはまり役というところだ。
それにチャンの猿というのも判る。一方、リューが演じる毒
蛇はシャイで女性的な見かけだが、内には戦士の魂を持つと
いうことで、これもはまりそうだ。
作品は、ジョン・スティーヴンスンとマーク・オズボーン
の監督で、公開は2008年5月の予定とされている。
* *
前回も紹介したが、第4作の『炎のゴブレット』が11月18
日に全米公開されたハリー・ポッターシリーズで、第5作の
“The Order of the Phoenix”の撮影計画と、第6作“The
Half-Blood Prince”の脚本家の名前が発表された。
まず第5作の撮影は、前回報告したように来年2月にリヴ
ァースデン撮影所で開始されるものだが、この撮影には1億
5000万ドルの製作費が計上されているということだ。そして
実は、今までイギリスでの映画撮影には税制上の優遇措置が
採られていたものだが、その措置が3月31日に撤廃されるこ
とになっており、製作費3500万ドル以上の撮影では7%近い
税金の増加が見込まれるとされている。
このため、一時はチェコに撮影が移されるのではないかと
いう憶測も流れたようだが、ワーナーでは撮影開始を2月に
繰り上げることで旧税法での取り扱いが得られるようにし、
ロケーション撮影も含めた全編の撮影をイギリス国内で行う
と発表したものだ。従って、次回以降の撮影がどうなるかは
不明だが、税法の改正でイギリス国内で撮影されるハリウッ
ド映画の総製作費が40%(約6億ドル)落ち込むという試算
も発表されているということで、先行きは不透明なようだ。
そしてその2月に撮影開始される第5作の脚本は、1997年
の『コンタクト』などのマイクル・ゴールデンバーグが担当
したものだが、第6作ではスティーヴ・クローヴスが復帰す
ることも発表された。
因にクローヴスは、第4作までの脚色を担当していたが、
第5作の脚色を行う時期には、自ら“The Curious Incident
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11月15日(火)
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