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On the Production
by 井口健二
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■第88回
ョージ・クルーニー、マット・デイモン主演の“Syriana”
にもヒロイン役で出演しており、こちらも売り出し中の女優
のようだ。
そしてもう1人、共演女優としてミシェル・ヨーの名前が
挙がっている。ヨーは、007にも出演するなどアジアを代
表する女性アクションスターだが、実はディノ・デ=ラウレ
ンティスが進めているハンニバル・レクターシリーズの前日
譚“Behind the Mask”にも出演が要請されているそうで、
この2作は撮影時期が重なるためにどちらを取るか苦慮して
いるようだ。ただしこの前日譚には、先にコン・リーの名前
も挙がっていたはずだが、その関係はどうなっているのだろ
うか。
さらに“M: I 3”に関してでは、トム・クルーズの他に、
前2作に出演した相棒役のヴィング・レームの再登場も予定
されているようだが、物語については完全な秘密主義が守ら
れているようだ。
* *
1982年に公開されたマペット主演によるファンタシー作品
“The Dark Crystal”の続編の計画が、ジム・ヘンスン Co.
から発表されている。
オリジナルは、当時「マペットショウ」などの脚本を担当
していたデイヴィッド・オデルが執筆した脚本を、マペッツ
の創始者ジム・ヘンスンと盟友のフランク・オズの共同監督
で映画化したもので、闇の力で世界を支配していたクリスタ
ルを、ジェンとキラという名前の妖精のようなイメージの異
形キャラの主人公2人が封じるというもの。この主人公から
敵怪物までの全てのキャラクターをマペットで演じるという
ことでも異色の作品だった。
ただし当時の感覚では、この作品が大人向けなのか、「セ
サミ・ストリート」でお馴染みのマペッツの人気を見込んだ
子供向けなのか判然とせず、結局、作品としての評価は高い
ものの、興行的にはあまり力を発揮できなかったと記憶して
いる。しかし“The Lord of the Rings”が評価を勝ち得た
今の時代なら、前以上の力を発揮できると思われる作品だ。
そして今回計画されている続編は、題名が“The Power of
the Dark Crystal”とされているもので、脚本はオリジナ
ルを担当したオデルと、アネット・ダフィーという人が執筆
している。お話は、前作のジェンとキラは今や王国のキング
とクィーンになっていたが、彼らの王国を再びクリスタルの
力が脅かし始める…というものになるようだ。
監督は未定だが、今年の秋に撮影を開始して、2007年の公
開を目指すとしている。製作は、マペッツが演じる実写と、
CGIの合成で行われるということだ。因に、ジム・ヘンス
ン Co.は同年に創立50周年を迎えるのだそうで、本作はその
記念作にしたいとのこと。また、続編の公開後にはテレビ用
のアニメシリーズ化やヴィデオゲームなどへの展開も検討さ
れているそうだ。
* *
この他の続編の情報では、まずシルヴェスター・スタロー
ンの当たり役“Rambo”シリーズを復活させる動きがある。
このシリーズでは、1982年の“First Blood”を第1作と
して、1985年に“Rambo: First Blood Part II”、1988年に
“Rambo III”の3作が作られているが、このシリーズの権
利は一時ミラマックスが保有して、実は数年前から再開の動
きはあったようだ。しかしミラマックスでは継続の意志をな
くしていたものだが、このほど“Blind Horaizon”(2004年
8月31日付紹介)などを手掛けるNuイメージが権利の譲渡を
受け、シリーズの再開を目指すことになったということだ。
因に、再開第1作の題名は“Rambo IV”となるようだが、
この計画ではすでにスタローンが脚本執筆の契約を結んでお
り、さすがに主演はしないものの、若い俳優をランボー役に
仕立てて共演はする予定になっている。撮影は、来年1月か
らブルガリアで行う計画とのことだ。さらにNuイメージでは
第5作も検討しているそうだ。
続いて“Indiana Jone 4”について、パラマウントから、
先に提出されたジェフ・ネイザンスンの脚本に対して、ジョ
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06月01日(水)
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