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On the Production
by 井口健二
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■ウォルター少年と…、風の痛み、バレエ・カンパニー、ワイルド・レンジ、花咲ける騎士団、シュレック2、セイブ・ザ・W、機関車先生
ーと、新人料理人のモーズ、そしてボスが町で拾ったメキシ
コ人少年のバトン。
荒野で自由気ままな生活を送る彼らだったが、ある日、人里
のない本物の荒野に入る前に買い出しに行った町で、モーズ
が襲われる。そして、何故か留置所に入れられたモーズを受
け出しに行ったボスとチャーリーは、居合わせた牧場主から
怪しい雰囲気を感じ取る。
負傷したモーズを医者の許に置き、酒場を訪れたボスとチャ
ーリーは、その町が牧場主によって支配され、その横暴さに
町の人たちも困っていることを知る。しかし、その場は荒野
に戻ったボス達だったが…。
主人公のボスを演じるロバート・デュヴォルが、『ウォルタ
ー少年と夏の休日』に続いて、無骨だが人情に厚い西部男を
見事に演じてみせる。チャーリー役がコスナー。それに、僕
としては久しぶりのアネット・ベニングが良い感じの大人の
女性を演じていた。
他に『天国の口、終りの楽園』のディエゴ・ルナ、『ER』
のアブラハム・ベンルビ、『ハリー・ポッターとアズカバン
の囚人』で新ダンブルドア先生役のマイクル・ガンボンらが
共演。
上映時間2時間20分、適度なユーモアとアクション、さらに
後半には約20分の決闘シーンなどもあり、長さは感じさせな
かった。
『花咲ける騎士道』“Fanfan la Tulipe”
1952年に、ジェラール・フィリップ、ジーナ・ロロブリジダ
の共演で映画化された作品のリメイク。オリジナルの映画公
開50周年を記念して、ヴァンサン・ペレーズとペネロペ・ク
ルスの共演で再製作された。
時代は18世紀。ルイ15世が治めるフランスは、周辺の国々と
の間で名声と「余興」のための戦争に明け暮れていた。そん
な夢も希望もない世の中で、主人公のファンファンは女性相
手の生活に生き甲斐を見つけていた。
ところがある日、1人の女性の親から無理矢理娘との結婚を
させられそうになったファンファンは、居合わせた女占い師
の予言に従い、結婚を逃れるために軍隊に入隊する。実はそ
の予言は徴兵のために仕組まれた罠だったのだが…。何故か
その予言が当たり始める。
こうして、ルイ15世やポンパドゥール夫人をも巻き込んで、
フランスの命運を賭けたファンファンの大活躍が始まる。
オリジナルは、昔テレビで見たはずだがよく覚えていない。
従って僕には両者を比較することができないのだが、プレス
によると、オリジナルは、特に前半ロマンティックコメディ
の色彩濃く描かれていたということだ。
これに対して、リメイクではアクション中心の構成になって
いるが、この構成が実に巧い。アクションは剣戟中心だが、
巻頭から結末までのべつ幕無しに、しかもシチュエーション
を変えながら展開するのは見事だった。
全体はクラシックな雰囲気をよく出している一方で、現代風
の味付けもあり、楽しめる。脚本は今年80歳のジャン・コス
モスとリュック・ベッソンの共同ということだが、実際はど
うなのだろう。なお、物語の展開も後半で現代風にいじられ
ているようだ。
因に、ベッソンは製作も担当しているが、こういう記念映画
を製作するということは、本格的にフランス映画の顔として
認められたということの現れだろうか。なお、本作は昨年の
カンヌ映画祭のオープニングを飾っている。
『シュレック2』(特別映像)
前作でアカデミー賞長編アニメーション部門の初代受賞に輝
き、5月開催のカンヌ映画祭でワールドプレミアされるシリ
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04月30日(金)
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