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On the Production
by 井口健二
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■サンダーパンツ、死ぬまでに・・、ジョニー・E、ティアーズ・オブ・・、レッド・サイレン、戦場のフォトグラファー、S.W.A.T.
が、それ以外のお話は結構納得できる展開で、戦闘シーンも
まともに描かれている。しかもちゃんとエンターテインメン
トしているところは良い感じだった。          
ヴェトナムは負け戦を描かなければならないし、中東は政治
がややこしくなりすぎた。その点ナイジェリアは、戦闘の起
きる状況もそれなりにはっきりしているし、これからシール
ズなどが活躍するには格好の場所になりそうだ。     
なお映画では、政治情勢に応じて作戦中の銃器の使用が禁止
されるなど、細かな指示が出されており、勝手に他国内で銃
器の使用を認める法律を作っているどこかの国の国会は、そ
んな認識で良いのかという感じがした。         
                           
『レッド・サイレン』“Red Siren”           
『グランブルー』のジャン=マルク・バールと、『トリプル
X』のアーシア・アルジェント共演によるフランス製アクシ
ョン作品。                      
男性の主人公は、ボスニアの戦乱の中でリヴァティ・ベルと
称する一団のスナイパーとして働いた男。しかしその作戦の
最中、誤って幼い少年を射殺してしまう。        
女性の主人公は、イタリアからフランス警察に出向している
女性刑事だが、仕事に限界を感じ始めている。その女性刑事
の許へ、1枚のDVDを持った少女が保護を求めてくる。そ
のDVDには彼女の母親が殺人を犯す場面が写されていた。
しかし、その母親は政界にも顔の利く実業家で、警察も迂闊
には手が出せない。そして少女の身柄の引き渡しを母親が求
めてきたとき、少女は警察の隙を見て逃亡。偶然遭遇したス
ナイパーだった男性と共に、実の父親が生きているはずのポ
ルトガルを目指す。                  
一方、その様子に母親の犯罪を確信した女性刑事は、少女を
保護するためにポルトガルに向かう。そして母親も、部下た
ちを引き連れてポルトガルに向かっていた。       
実はスナイパーだった男性が、離脱を希望しながらも以前と
同じ組織で活動していて、その組織のバックアップでとてつ
もない銃器を揃えている上に、滅法腕が立つというのが味噌
で、後半はこの男性、対母親の部下軍団の大銃撃戦が展開す
る。これに少女と女性刑事が巻き込まれている図式だ。  
それにしても見事なアクションで、正直に言ってお話自体は
かなり御都合主義だが、そんなことはどうでも良くなってし
まうくらい。実はせりふは英語の作品で、以前英語せりふの
フランスアクションは今いちと書いたが、本作に関しては前
言を撤回する。                    
原作はモーリス・G・ダンテックの“La Sirene Rouge”と
いう作品で、これを監督のオリヴィエ・メガトンを含む4人
が脚色しているが、その筆頭の名前がSF作家でもあるノー
マン・スピンラッドとなっていた。           
                           
『戦場のフォトグラファー』“War Photographer”    
ロバート・キャパ賞を5回受賞しているという写真家ジェー
ムズ・ナクトウェイの活動を追ったドキュメンタリー。  
最近25年間に起きた世界中の全ての戦場に立ったというナク
トウェイの姿を、彼のカメラに装着した小型ヴィデオカメラ
なども駆使して描いた作品。              
彼は戦場だけでなく、貧困問題でも、ジャカルタの鉄道ぞい
のスラムに住む一家や、硫黄鉱山で働く労働者、ごみ捨て場
の少年たちなども追い続けており、それらの姿も克明に描か
れている。                      
現場で撮影されたシーンと彼自身へのインタヴュー、さらに
写真雑誌の編集者や同僚、親友などの証言で構成されるが、
いろいろ考えさせられるところの多い作品だった。    
当然、批判の対象にもなりやすい職業だが、証言の中で、親

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08月16日(土)
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