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On the Production
by 井口健二
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■トランサー、福耳、ゲロッパ、ブラックマスク2、パイレーツ・オブ・カリビアン、SIMONE
悪の組織によって遺伝子を改造され、超人にされた主人公。
彼は組織から逃亡し、遺伝子を元に戻すことのできる学者を
探している。しかし組織を裏切り、正義のために戦おうとす
る主人公に、組織は同等の能力を持った刺客を送り出す。 
一方、組織とは別に遺伝子操作を開発し、レスラーに凶暴な
動物の遺伝子を植え付けて変身させ興行しているグループが
いた。しかしレベルの低い遺伝子操作は、変身の進行を押さ
えられず、そのままでは彼らに死をもたらす。      
彼らを救う手立ては放射線を使った治療しかないのだが、悪
の組織はそれを逆に利用し、パニックを引き起こして主人公
をおびき出そうとしていた。              
オリジナルは、ウー・ピンが『マトリックス』に抜擢される
切っ掛けになった作品だそうだが、本作にも新作の『マトリ
ックス』を髣髴とさせるシーンがあって、なるほどと思わせ
た。ワイアー・アクション+CGIの合体はなかなか見事な
ものだった。                     
本作は01年の製作のようだが、感情を抑えないと変身が暴走
するという辺りは『ハルク』を思わせるし、さすがに香港映
画は先取りが上手いというところだ。          
お決まりのきゃーきゃー喚きながら時々大活躍するヒロイン
や、父親思いの少年なども脇に配して、典型的なB級娯楽映
画という感じの作品。物語もストレートで、こういう香港映
画が一番面白い。                   
                           
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』  
“Pirates of the Caribbean:              
            The Curse of the Black Pearl”
ディズニーランドのアトラクションからインスパイアされた
実写映画の第2弾。                  
これを『シュレック』のテッド・エリオットとテリー・ロッ
シオが脚色し、『ザ・リング』のゴア・ヴァビンスキーが監
督。そしてジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、ジョ
フリー・ラッシュと、ヒロインに『ベッカムに恋して』キー
ラ・ナイトレイの共演で映画化した。          
舞台は18世紀のカリブ海。アステカの呪いにより全ての感覚
を奪われた上に、死ぬこともできなくなったブラック・パー
ル号の海賊たち。その呪われた黄金のメダルを巡って、海賊
たちとその船の元船長、そしてイギリス海軍の三つ巴の戦い
が繰り広げられる。                  
キーとなるのは黄金のメダルと、呪いの原因となった一族の
血。そのメダルの最後の1枚を持っていたイギリス総督の娘
エリザベスが誘拐され、一族の血を引くウィルと、元船長の
ジャックが救出に向かうことになるのだが…。      
海賊映画というのは、最近とんと見られなくなったジャンル
で、最近では95年にレニー・ハーリン監督が『カットスロー
ト・アイランド』を発表したときに、ちょっとブームが期待
されたのだが、同作の不振で消滅してしまったものだ。  
しかし、元々は『スター・ウォーズ』もその流れを汲むと言
われるほどの、ハリウッドでは大きなジャンルの一つ。そし
て今回、試写会場に隣接の映画館では、元祖『宝島』からイ
ンスパイアされた『トレジャー・プラネット』が上映中で、
ブームの再来も期待させる雰囲気だった。        
海賊映画と言えば見せ場は剣戟シーン。今回は前半と後半で
1回ずつ大きなシーンがあるが、本作ではこれを『ロード・
オブ・ザ・リング』のジョージ・マーシャル・ルージと、エ
ロール・フリンにも教えたというロバート・アンダースンが
振り付けている。                   
まず前半はジャック役のデップ対ウィル役のブルーム。2人
はそれぞれ『ドン・ファン』と『ロード…』でフェンシング
の手解きを受けており、特にデップがブルームを気遣いなが

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08月02日(土)
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