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On the Production
by 井口健二
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■ムーンライトマイル、Mリローデッド、フリーダ、アンダーカバー・B、ファム・ファタール、セクレタリー、ウェルカム to C、白百合クラブ
フッドは、アンダーカバー・ブラザーを中心にその真相を探
り始めるが…。
1時間23分という上映時間は、もう少し長くしてもう一捻り
欲しいという感じにはなる。しかし、元々Bムーヴィの乗り
で作られている感じの作品だし、この辺で納得しておかなけ
ればいけないというところだ。
全体の乗りは、『オースティン・パワーズ』の黒人版といっ
た感じだが、ギャグはあれほど下品ではないし、黒人対白人
という図式のギャグが、自分で何処まで理解できたかは不明
だが、それなりには楽しめた。
『ファム・ファタール』“Femme Fatale”
パリを舞台にしたブライアン・デ・パルマ監督の02年作品。
01年のカンヌ映画祭。その日の注目は、会場に現れた女優が
身に付けている時価1000万ドルの宝石に彩られた“蛇のビス
チェ”。しかしその会場には、周到に準備された窃盗団が潜
んでいた。
そして計画実行。カメラマンに成り済ました一味の紅一点ロ
ールは、ビスチェを身に付けた女優を誘惑し、それを偽物に
すり替えることに成功する。ところが、手違いから主犯格の
男は負傷して逮捕され、ロールは一人でビスチェを持ち出し
てしまう。
次の日、ロールはパリで、パスポートを手に入れるための算
段をしている。そこをカメラマンに撮影され、レンズを逃れ
て教会に入ったロールは、そこで行われていた葬儀の遺族か
らリリーという女性と間違われる。
やがて遺族と共にリリーの家に行ったロールは、自分がその
女性に瓜二つであることを知り、それを利用してアメリカへ
の逃亡を計る。そしてその機内で、政界入りを目指している
一人の男と出会う。
7年後(2008年!)、男はフランス駐在アメリカ大使として
パリに赴任してくる。また主犯格だった男は、傷も癒え、刑
期を終えて出獄する。
一方、街の風景を撮影していたカメラマンに仕事の依頼が来
る。それはパリに赴任したアメリカ大使の妻の写真を撮るこ
と。その妻は、一切の写真を拒否していたのだ。
そしてカメラマンは、その妻の撮影には簡単に成功するのだ
ったが、その写真がタブロイド紙に掲載されたときから、彼
の周囲にはいろいろな事件が起こり始め、彼は否応無くそれ
に巻き込まれて行くことになる。
題名は「魔性の女」という意味だが、ロールが一味の男たち
や、大使になった男、彼女を撮影したカメラマンなどを次々
に手玉に取って行く展開は、本当に魔性の女そのものという
感じだ。
デ・パルマは、ヒッチコックの後継者とも言われるが、特に
今回は、全体の雰囲気もヒッチコックの感じが一杯で楽しく
なった。また、最初の窃盗のシーンでは、『ミッション・イ
ンポッシブル』を髣髴とさせるというか、ほとんどセルフパ
ロディに近いシーンもあってこれも嬉しくなった。
なお音楽は、『スネーク・アイズ』に続いて、坂本龍一が手
掛けている。
『セクレタリー』“Secretary”
昨年のサンダンス映画祭で特別審査員賞を受賞した作品。自
傷癖のある女性と、サド気味の弁護士が引き起こすちょっと
不思議なラヴロマンス。
主人公のリーは、自傷癖のため精神病院に入院していたが、
病は癒えたと判断されて退院する。しかし繊細な彼女の神経
は、完全には直り切っていなかった。
それでも前向きに生きようとするリーは、タイピストの研修
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06月02日(月)
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