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On the Production
by 井口健二
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■第36回
ピトフの起用も発表されていた。
ところが、撮影の予定されていた今年の後半に、ジャドが
ブロードウェイの舞台に立つことが発表され、ジャドの主演
では撮影が不可能になってしまった。その代役として、『X
−メン』や『ダイ・アナザー・デイ』でもアクションは実証
済みのオスカー女優に白羽の矢が立ったものだ。
契約は未了のようだが、ここまで正式に情報が流されると
いうことは、ワーナーにもかなり自信があるということなの
だろう。元々キャットウーマンという役は、計画が発表され
る度にハリウッド中の女優が立候補するという役でもあり、
その辺の自信もあるということかも知れない。
因にべリーは、『ダイ・アナザー・デイ』ではアフリカ系
初のボンドガールということでも話題になったが、キャット
ウーマンに関しては、60年代のテレビシリーズでアーサー・
キットが演じたことがあり、初めてではない。
なお、べリーは『X−メン』の続編が5月2日に公開され
る他、第33回で紹介したペネロペ・クルス共演のダークキャ
ッスル製作ワーナー配給作品“Gothika”の撮影がスタート
しており、それに続いてのワーナー作品ということになりそ
うだ。なお“Gothika”には、ロバート・ダウニーJr.の共
演も発表されている。
* *
続いても主役変更の話題で、4月に撮影開始される続編の
“The Amazing Spider-Man”で、主人公のピーター・パー
カー役からトビー・マクガイアーの降板が発表された。
オリジナルは、興行収入ベースで、アメリカ国内が4億ド
ル、全世界では8億ドルという大ヒットを記録し、その続編
については、前作に400万ドルで出演したマクガイアーに対
して1700万ドルの出演契約が公表され、前作の公開直後には
本人も出演の意向を示していたのだが…。
その後、マクガイアーは、1250万ドルの出演料で競馬の騎
手役を演じた“Seabiscuit”の撮影が、昨年の10月から今年
の2月半ばまで掛かり、4月からのアクション映画の出演は
体力的に無理という結論に達したようだ。因に、前作の撮影
から“Seabiscuit”までは18カ月空けたそうだ。
ということで、多分ソニー側も早くからこの事態は察知し
ていたのだろうが、直ちに代役が発表された。その主演に抜
擢されたのは、『遠い空の向こうに』や『ドニー・ダーコ』
などのジェイク・ギレンホール。元々彼は、マクガイアーと
並んで前作でも最終候補に挙がっていたということで、この
交渉は順調に行われたようだ。
また彼は、新作の『ムーンライト・マイル』では、ダステ
ィン・ホフマン、スーザン・サランドン、ホリー・ハンター
を向こうに回して主演を張っているが、キャリア的にはマク
ガイアーほどではないということで、出演料も低く押さえら
れ、一方、作品歴からはブレイクする可能性も高く、製作者
側にはリスクを負う価値があるということだ。
ただし、すでに撮影開始はマクガイアーを待つために1月
から4月に延期されており、来年5月7日に確定している公
開に間に合わせるには、かなり厳しい撮影スケジュールにな
りそうだ。
しかも共演のキルスティ・ダンストは、ワーキングタイト
ル製作の“Wimbledon”という作品に主演が決まっており、
その製作には、6月末にウィンブルドンで開催されるテニス
トーナメント期間中の撮影が欠かせないということで、彼女
のスケジュールもハードになりそうだということだ。
* *
新しい話題で、『アバウト・ア・ボーイ』で今年のオスカ
ー脚色賞の候補になった監督のクリス&ポール・ウェイツ兄
弟がユニヴァーサルに本拠を置いている製作会社デプス・オ
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04月01日(火)
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